舘林宣夫の発言 (産業公害対策特別委員会)
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○政府委員(舘林宣夫君) 現在の日本の汚染状況が、先ほど課長から申し上げましたように、相当進んだ状態でございまして、一酸化炭素だけをとってみますと、アメリカの大都市よりはやや状態が悪い。炭化水素のほうは、おおむねアメリカ並みでございますが、一酸化炭素はアメリカ以上に悪いという状態でございまして、これはわが国の特殊事情である、こういうことでございまして、その意味で、どうしても現状では困るということでございます。
それで、現状はどの程度の排気の状況かというと、おおむね七くらいかと思われます。したがって、これが三になれば、一応は従来の半分以下という計算になるわけでございますが、これも、先ほど来お話がございましたように、新車だけということでございますので、その影響は直ちには大きくはあらわれない、ただ、わが国は外国と違いまして、わりあい新車の回転が早いということから、二、三年の間には大部分これを取りつけた車になってしまうということから、二、三年後には、かなりな改善が期待できるわけであります。
そこで、そのような二、三年間も待てるかという具体的な問題になってまいりますが、これは、今日の状況がどの程度悪いかということを必ずしも端的に申し上げかねるのと、新車を三にした場合に、どの程度具体的に一酸化炭素の量が減るであろうかということを今日から予測することはなかなかむずかしいわけでございます。したがいまして、私どもとしては、できるだけ一酸化炭素の少なくなる政策を打ち立てていただきたい、かような気持ちを前々から持っておるわけでございます。したがいまして、三で満足しておるというような気持ちは毛頭ございませんが、これはでき得る限り最大限度一酸化炭素の少なくなる装置をつけていただきたいということは、前々から運輸省のほうにお話ししてあるわけでございます。この三%というものがきまりましたのは、総理府にございます各省連絡会議でいろいろの御相談の上で一応きまったことでございますので、私たちとしても、これで満足しておるわけじゃございませんが、当面はしかたがない、かように思っておる次第でございます。