舘林宣夫の発言 (産業公害対策特別委員会)

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○政府委員(舘林宣夫君) 実は、大気汚染の現場の調査というものは、かなり技術的にむずかしいものでございます。というのは、調査員がそこの空気をとって、それを何か試験管の中で薬品を入れて分析するというようなことをするのでは、そのとったときだけわかるのでありまして、二十四時間絶えずその動きを見ておるためには自動記録計が必要なわけであります。絶えず、時々刻々、たとえば大気の中の亜硫酸ガスの現状を知るためには、亜硫酸ガスの現在の姿が絶えず何か記録計に出てくる、そういうことをするために、今日の技術の限界で、しかもそれは非常に微量なものでございますから、技術の限界で自動的に大気の汚染の状況をつかまえることできる機械というものはかなり限られておるわけであります。わが国は、自分で開発しながらその機械を整備するという段階でございまして、必ずしも外国におくれをとっておるわけではないわけでございます。その意味合いで、現在可能な範囲で自動記録計の機械を一カ所備えるのに千五百万円ほど要るわけでございます。本年度のステーションは、そのようなものを二カ所つくるということで、昨年度からこのようなステーションを全国的に二十カ所早急につくりたいということで、漸次進んでおるわけであります。もちろん、その二十カ所で足りるとは思いませんで、将来ともに必要な個所にはふやしていく必要がある、かようなことを考えておりますが、これは大型の機械のステーションでございまして、小型のごく簡便なものは、各都道府県あるいは市がみずから非常に小規模なものをたくさん現につくっているわけであります。これは簡便な機械でございまして、単価も非常に安いわけでございます。そのようなものと相協力し合いまして全体の現状を調べるという方針をとっておるわけでございまして、私どもとしましては、あくまでも日本のこれからの大気汚染の状況は確実に把握してまいりたい、かような決意で進んでおります。

発言情報

speech_id: 105114381X01119660603_026

発言者: 舘林宣夫

speaker_id: 15207

日付: 1966-06-03

院: 参議院

会議名: 産業公害対策特別委員会