野溝勝の発言 (農林水産委員会)
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○野溝勝君 農林大臣の御答弁でございますが、そうした経済的な問題につきましては、これからあと各論にわたりまして私が質問していきたいのです。最初はおおまかな考え方だけあなたからお聞きしておきたいと思ったのです。特に他産業とは経済的な成長のしかたの度合いというものがややおくれておるといいますけれども、ややどころじゃない、数字にあらわれているごとくでございます。
そこで、特に私が真剣にこの委員会で発言を求めて聞かんとするのは、現在の食糧の世界情勢は非常に逼迫しております。御承知のごとく、前年は社会主義のソビエトですらも小麦不足で、アメリカから小麦を入れる、前年は中共におきましてはカナダから数百万トンの小麦を入れた。さらに最近におきましてはインド及びインドネシアが食糧危機でございます。こういうときに、御承知のごとく、世界の余剰食糧の可能量——供給力というものは、わが国が必要とする準内地米は五十万トンぐらいしかないわけです。的確な数字はなかなか国連においてもまだつかめません。そういう情勢の中におきまして、これらの国がどうしてこういう食糧の危機なり不足なりを招いたかということについて、日本の政府として、私は反省しておるかどうかという点です。
それに関連してお聞きしたいことは、計画経済をやっておる社会主義の国でさえも重化学工業を重点にやりまして、その方面に対する高度経済成長を盛んにやってきたのでございます。私は池田さんの高度経済成長を失敗だとか、失敗でないとかいうことよりも、これからどうするかということについて、真剣に私は質問したいと思っておるんです。
そこで、日本の農政というものがこの危機に対する反省の上にこたえておるかどうかというこの点なんです。その点を私は大臣にどういうふうに考えておられるか、また、自分としてはどういうふうにしようとしておるのか、こういう点をひとつ、あなたの構想をお聞かせ願いたい。