長谷川正三の発言 (文教委員会)
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○長谷川(正)委員 ただいま委員長からもごあいさつがありましたが、本日は、たいへんお暑いところを、日本住宅公団の林総裁、日本道路公団の宮内理事、日本鉄道建設公団の篠原副総裁はじめ関係の皆さんにおいでいただきまして、また大臣はじめ文部省関係、大蔵省、建設省、自治省等の関係係官の方をわずらわしまして御質問を申し上けるわけですが、御出席いただきましたことを心から感謝いたしております。
この暑いのに特においでをいただき、これから御質問申し上げようと思いますのは、私が本委員会におきまして何回か御質問を申し上げ、いろいろ御要望申し上げてまいりました文化財の保護に関しまして、やはりまだまだ政府として総合的な対策をこの際樹立し、これに応ずる十分な予算措置をとり、かつまた、各省間の緊密な連携あるいは省と公団との関係が最も合理的に確立をされていませんと、どうもこのままの状態では、文化財の保護というきわめて重要な国の仕事が非常に粗漏なうちに破壊をされていって、取り返しのつかないことになる心配がないかということを心から憂うるからでございます。それぞれ関係の各省係官あるいは公団関係者は、現在のシステムの中では最大限の御努力をいただいておると思いますし、また、その成果も着々あがっている部分も十分私も認めておるのでございますけれども、なおこのままの状態では非常に不安であるという幾多の事例を直接見聞することもできましたので、この際少しまとめて御質問を申し上げ、それぞれの関係者の御努力、並びに、文部大臣が先頭になりまして、政府自体としてこの際ひとつ、さらに四十二年度の予算編成の、各省がいま原案を討議し、練り上げる貴重な時期でもございますので、この際、抜本策の樹立を御要望申し上げたいと思いまして、これから質問申し上げるわけでございます。
そこで、この文化財保護には、もちろん保護法に示されておりますように非常に広い部面がございますが、私は主として、きょうこの三つの公団関係の方々のおいでをいただいておりますように、いま全国的に鉄道の建設あるいは高速道路その他道路の建設、さらに大きな集団住宅団地の建設、その他また、民間におきましても地方自治体におきましても宅地の造成等がしきりに行なわれ、まさに全国的に国土の開発が進んでおる際であります。したがいまして、もちろん地上におきます重要な文化財やあるいは風致等の保存等についても十分な配慮が必要でありますが、特に本日、私は、埋蔵文化遺跡の保存あるいは発掘調査、手術的な資料の散逸がされないように、そういう点について御質問をしていきたいと思うわけであります。そこで最初に、貴重な時間でありまして、なかなか意を尽くすには、これは一日かかっても終わらないと思いますが、ごく簡潔に質問を申し上げ、端的に御答弁をいただきたいと思います。
まず、せっかくおいでの各公団の方のほうに御質問をいたしますが、日本道路公団の宮内理事にまず御質問いたしたいと思います。
公団が発足以来今日までの主要な事業、特にその中におきまして文化財保護問題に当面した事案が幾つあり、それがいつの時期で、どういう処理をされ、それにどの程度の費用を支出されたか、現状がどうなっておるかということにつきまして、公団の立場でおわかりの範囲をお話しいただきたいと思います。