足鹿覺の発言 (本会議)
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○足鹿覺君 ただいまの総理の御答弁につきまして、私の質問に対する正確な御答弁が欠けておりまするので、二、三お伺いをさらに申し上げたいと存じます。
そのまず第一点は、現実に米価は一万七千八百七十七円と称するものと、一万七千九百八十二円といわれるものと、一万八千円といっておるものとあるのであります。でありますから、それはなぜか。それはなぜかといえば、五十億円の増産対策費を買い入れ予定数量で割ってみますと百五円の計算になる。これを基本米価の上積みにすることが党と政府との間に了解されておるととは御存じになっておるから、検討中と御答弁になっておる。したがって、供出農家に均てんするという意味は、たとえ一俵の供出農家といえどもその百五円の配分を加えたものを受け取るような措置を講ずることを検討しておるのかおらないのかということなんです。
第二の消費者米価の問題については、上げるか上げないかということはいま言えない、しかし、あなたの閣僚が三人とも異なった考え方のようなことを言っておられるから、この際あなたが統一見解を述べられることを私は求めました。なぜならば、かつてことしの米価を決定する際に、生産者米価と消費者米価の同時決定を指示したのはあなたじゃありませんか。(拍手)なぜそれが今日消費者米価に対する態度の表明ができないのか、その理由を明らかにせられたいのであります。
なお、米作増産費として五十億を計上すると先ほど大蔵大臣は言われましたが、昨年十月米審の答申に基づいて閣議決定の上、食管会計から支出された麦作改善特別奨励費の前例のあることを御承知でありましょう。総額一億七千九百万円。大麦一俵当たり七円、裸麦、小麦、各一俵当たり十円を同様の趣旨で支出しておるではありませんか。本年のこのもめた米価の、一般的には上積み百五円と理解されるものが、食管会計で同様の趣旨によって出された去年の麦と異なった取り扱いをされなければならない理由いかん、このことを私は伺っておるのであります。これは実質的な、農民が受け取る米価の実額に関係があるから、しかとこれに対する答弁をされるよう強く訴えまして、私の再質問を終わります。(拍手)
〔内閣総理大臣佐藤榮作登壇〕