椎名悦三郎の発言 (本会議)
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○国務大臣(椎名悦三郎君) 外交問題に関して総理からお答えのなかった問題及び——LT貿易の問題は通産大臣からお答えすることになっておりますので、その他の問題でまだお答えをしない分につきまして申し上げます。
国連に中国を早く迎えることが大事であると、これはいろいろ考え方はありますが、それはそれといたしまして、来たる国連総会において、重要事項指定方式をもってこれを処理するという方針を持って臨むのかどうかというのが、御質問の要旨であったと思います。いずれにいたしましても、中国を国連に迎え、そして国府を国連から追放するということは、世界平和にとってきわめて重大な問題でありまして、この問題は、やはりただ一票の差できめるというようなことでなしに、三分の二の方式、すなわち、言うなれば国際世論の大勢のもとでこれを処理するのが適当である、こういう考え方に日本といたしましては立っておるのであります。(拍手)でありますから、依然として、この重要事項指定方式をもって処理すべきであるという方針のもとに、日本としては来たる国連総会に臨む所存でございます。
なお、最後に、ベトナムの和平解決の問題についての御質問があったように思われますが、日本といたしましては、従来、和平探求の方法についていろいろ努力しておるととは、御承知のとおりであります。しかし、問題は、アメリカ側なり南越側の方針に同調して、当の北越側が武器を捨てて和平交渉に踏み切るかどうかというこの決意というものが、問題の核心であります。これを促すことに有効な方法があれば、そしてまた、日本がこれに有効に協力し得る事柄であれば、何でもいたすというのが日本の方針でございます。(拍手)
〔国務大臣福田赳夫君登壇〕