三木武夫の発言 (本会議)
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○国務大臣(三木武夫君) 玉置君にお答えいたします。
私に対しては、中小企業対策についてお尋ねがありましたが、中小企業対策は、結局においては設備、技術、あるいは経営、これを近代化するという以外に方法はない。これともう一つは、経営の規模が零細ですから、できるだけ協業化していく、これに近代化資金、高度化資金というものをできるだけつけて、そういう体質改善の意欲を助長する、これが中小企業対策の中心であるわけでありまして、今後こういう政策を推進してまいりたいと考えております。
中共貿易については、アメリカと日本の見解の違うことは御指摘のとおりで、緊密な関係にある両国でありますから、意見の一致する場合が多いのでありますが、たまには問題によって両国の見解が違うことは、これは当然であります。その一つは、やはり中国貿易であることは事実であります。中国と日本との関係は、これは地理的にも近い。原料品を中国から買って、工業製品を中国に売るという貿易構造からいっても、日中の貿易が進んでいくということは、これは自然の姿であります。したがって、今後も政府はイデオロギーにとらわれることなく、この中国との貿易も進めていくという基本的な方針は変わらないのであります。ただ、輸銀を使った長期の延べ払い、これはいまストップしておりますが、これも永久にこういう形であるというわけにもいかない。将来具体的な問題が起こったときに、自主的に諸般の情勢を勘案して、政府がどうするかということを具体的に判断をして処理したいという考えでございます。
ただ、日中貿易の現状が、友好商社に重点が置かれて、そうしてLT貿易の比重が軽くなっておることは、これは正常な姿だとは思っておらない。どうしても今後は、LT貿易を中心として日中の貿易はなされることが正常な姿であって、これは今後検討を加えなければならぬと考えておる次第でございます。お答えといたします。(拍手)