佐藤榮作の発言 (本会議)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○内閣総理大臣(佐藤榮作君) 木野俣用水の工事に際しまして、多数の犠牲者を出した、私もほんとに残念なことをしたと思います。遺族に対し、また、なくなられた方々に対し、衷心より哀悼の意を表する次第であります。(拍手)
事故が起こらないことをとにかく願った私どもといたしましても、かような現実に事故が発生すれば、これの対策に万全を期する、当時応急の処置がそれぞれとられた、また、最近は落ちついてまいりましたので、今後どうしたらいいか、遺族の援護等についてもくふうし、できるだけのことは私ども考えていくつもりでございます。また、この種の事故を再び起こさないようにするためには、これは何と申しましても科学技術の成果を今後の工事の上に取り入れていく、そうして工事の監督や指導にあたりましては、十二分に近代的な科学技術の成果を実らすように注意していかなければならぬと思います。そういうことによりましても、ある程度その事故を避け得る、かように私は考えるのでございます。
先ほど来いろいろのお話が出ておりましたけれども、今回の農民の方々のその生活の実態等から考えましても、私はほんとにお気の毒であり、また、どうしても何とかして救わなければならない、こういう感が一そう強いのであります。そこで、先ほど来お話のありましたように、形式的審査にとらわれることなく、実質的に十分その実情を調査して、そうしてこれに対応するような策をとりまして、幾分かでもこれらの気の毒な方々に報いることができればたいへんりっぱなことではないか、かように思うのでございます。さような意味において注意してまいります。(拍手)
また、各省岡の連絡が十二分にとられなければならないこと、これは御指摘のとおりであります。そういう意味におきまして、私自身が行政府の長でございますので、各省間の連携等につきまして万遺憾なきを期してまいるように考えております。(拍手)
〔国務大臣小平久雄君登壇〕