佐藤榮作の発言 (予算委員会)
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○佐藤内閣総理大臣 私は、このベトナム紛争が一日も早く平静に帰することを願っております。そこで、私どもの立場、これはたいへん冷静に、また平静にそのことを見ることができると思います。しかし、ただいまベトナム紛争の渦中にあるそれぞれの国におきましては、それは私どものような平静な状態ではないだろうと思う。しかし、ぜひともその平静さを持ち、また冷静に事態をぜひとも終息するように、この上とも努力を払っていただきたい、かように実は思うのであります。
過日の所信表明でもその一端は実は披露したつもりであります。私は、話し合いの場に着くこと、これが必要だ、在来の行きがかりにとらわれることなく、この際はぜひともそうしてほしい、こういうことを実は要望いたしました。しかし、それぞれの直接の当事者としては、私どもが考えるような冷静さというものもなかなか保ち得ないのではないか。そこで、いまお尋ねになりましたような問題が起こる。これについては、いろんな議論があるだろうと思いますけれども、しかし、とにかく一方で戦いながらも、その冷静さ、平静さを持って平和への協力、この道をやはり探す、こういう気持ちであってほしい、かように思います。