佐藤榮作の発言 (予算委員会)

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○佐藤内閣総理大臣 いま倉成君が沖繩の裁判権の問題についてお話しになりましたことは、私もそのとおり同感でございます。こういう事柄は、あまり理屈っぽく話をしないで、問題が沖繩民政、その基幹をなす裁判権の問題でありますだけに、現地におきまして円満なる解決を見ること、これを心から願うのでございます。この問題はラスク長官の担当のようにも聞きましたので、たいへんいい機会であった、かように思います。この点をつけ加えておきたいと思います。
 また中国問題についてのアメリカと日本との考え方の相違といいますか、これは、私どもがいわゆる政経分離の形において中共政府ともつき合いをするのだ、こういうことを申しておりますのが、これがもう非常にはっきりした相違であります。今後の問題等についても、外務大臣もいかに扱うべきか、国連の場における今後の働き等々について、意見の交換はいたしたようであります。しかしこれは、慎重にこの問題と取り組むという以外にはただいま申し上げることはできない、かように思いますが、いずれにいたしましても、基本的にわが国が中国の隣である、こういう地理的関係、また歴史的にも過去において非常な密接な関係を持っておった、また経済的にも唇歯輔車の関係にあった、こういうような事柄が、これはもう特殊な事情でございますので、その点は十二分にわが方の意見を披露し、また披瀝することができた、かように確信を持っておる次第であります。

発言情報

speech_id: 105205261X00119660718_019

発言者: 佐藤榮作

speaker_id: 21117

日付: 1966-07-18

院: 衆議院

会議名: 予算委員会