高木昇の発言 (予算委員会)
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○高木参考人 ただいま御質問がございまして、今後どういうふうに進め、またどういうふうに重点を置くかというお話と承りました。
八月の三日に宇宙開発審議会が「人工衛星の打上げおよびその利用に関する長期計画について」という建議を総理大臣に提出してございます。それは、さしあたって四十五年度までにおいてどういう分担でどういう事項を進めるかということについての建議でございます。私たちは、それに沿って進める予定にしておりますが、この建議の最後のほうにございますように、科学衛星計画については、とりあえず東京大学が中心となりまして、できるだけ早く科学衛星計画を推進するように、また、実用実験衛星計画については推進本部が推進するように、しかし、ここでお互いに連絡がなくてはいけませんので、特に三番目に大事なこととしては、両者が緊密な連携を保っていかなければいけない、こういうことまでつけ加えられておりまして、これについては、先ほど私も御説明申し上げましたように、研究者の交流とかあるいは併任とかいうようなかっこうで進める予定にしておるわけでございます。それから、関係政府機関は、その所掌に従って、人工衛星の利用あるいはその研究開発、これは東大及び科学技術庁以外の省庁も密接な連携を保ってこの両計画に協力する、こういうようなことがうたわれておるわけでございます。
そこで、再び申し上げますと、ミューロケットによります科学衛星をできるだけ早く完成したいというのが私たちの切なる希望でございまして、それの見通しがつきますと、実験衛星のほうも非常に楽になると考えます。したがって、四十二年までが科学衛星を主体としておりますが、それに重点を置いていただき、その成果があがれば、すぐそれを受けて、実験衛星のほうが四十五年度までに完成する、それができれば、今度は各省庁の実用衛星もそれにつながって進展していく、そういうふうに考えておりますので、一応この年度計画はタイムリーにしたい。たいへん外国におくれてもどうか。人工衛星が上がりましたのは、ソ連が第一号を上げたのが一九五七年でございますので、もうそろそろ十年になろうとしておるのでございますが、あまり時間がかかっても陳腐なものでは意味がございませんし、私たちあとから追いかけていくものが、いつも上げるものについては、アップ・ツー・デートでなくちゃならぬのと、それが日本の役割りとして世界に少しでも寄与するものでなくてはならない、こういうことを常に反省してやっておりますが、いまのような時間割りで進めておりますので、この点御賢察いただきたいと思います。