福田赳夫の発言 (決算委員会)

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○国務大臣(福田赳夫君) 国有財産の処分管理、これは国民からお預かりしておる財産に関係するものでありますので、特に慎重を期さなければならぬ、厳正でなければならない、これは申し上げるまでもないことであります。私ども、決算委員会におきましても、国有財産の処分管理をめぐりましていろいろ熱心な御意見がありましたことは、私も深く敬意を表しておる次第でございますが、そういう御論議の経過にもかんがみて、またわれわれがみずからとってきた行政のあり方等を反省いたしまして、最近においてもろもろの改革措置を講じておるのであります。つまり、まずその払い下げの対象、これを厳正に規制する必要がある。だれにでも国有財産を売り払いしていいのだという筋合いのものでない、こういう考え方に統一いたしまして、国家、国民、広く公共のためになる、こういうものでなければならない。また、それがそういう目的を果たすためにいろいろな規制をいたしましても、たとえば転売でありますとか、そういうような形によってその目的が乱される、実現できないということになっても困る、こういうふうに考えまして、払い下げの用途指定を、これを登記面ではっきり示しておく、こういうふうな措置を講じまして、また払い下げの方法につきましては、随意契約を用いる場合が多かったのでございまするが、しかし、最近のこの問題の推移に顧みまして、原則としてこれを競争入札による、この方針を堅持してまいるというたてまえの変更をいたしますとか、その他もろもろの措置をとってまいっておるわけであります。なお、国有財産を国家公務員に払い下げるというようなケースにつきまして、御指摘が委員会でもありました。そういうことにつきましても、今後は国家公務員にはこれを払い下げを行なわない、こういう方針をとりますとか、もろもろの改正を加えております。お話のように、今日の政治は、政治に対する国民の信頼という、これがもう根底をなしておるわけであります。政治の中心は、何といっても国会であります。国会の運営が国民に信頼をかちとるということでなければならぬ。また、国会と並んで重要な立場にある政府の行政、これについても同様であります。政府の行政のかじのとり方、これにつきましては、国有財産問題に限らず、今後とも特に厳重に措置してまいりたい、かように考える次第であります。

発言情報

speech_id: 105214103X00319660901_011

発言者: 福田赳夫

speaker_id: 20078

日付: 1966-09-01

院: 参議院

会議名: 決算委員会