上林山榮吉の発言 (内閣委員会)

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○国務大臣(上林山榮吉君) ただいまの御指摘のミサイル核兵器の弾頭つきの発射を中共がやったということについては、御承知のように、これに対する一応の政府見解が官房長官から発表せられておりますので、これに対する官房長官の考え方は一応政府発表という意味において私ども承っているわけでございますが、この隣国、しかも一番近い隣国において核爆発が、しかもミサイルつきの核弾頭を持ったものが発射されたということは、それ自体かねてからわれわれは、日本は核は持たない、核を持ち得る科学的な力を持ちながらも核は持たない。こういう方針をとり、しかも徹頭徹尾核に対しては米国に依存していく、こういうような方針をとってきているわけでございますし、あわせてこういうような問題から私どもとしては、精神的にまことにいろいろな影響を日本に与えるんじゃないかと思って一応警戒いたしておりますが、ただ、これがどの程度のものであるかという専門的な見解につきましては、ただいまの段階では私どもの手元にどういう程度のもの、あるいはどういう種類のものであるというような詳しいものは入っておりません。ただ、これは米国の原子力委員会の発表によりますと、低威力ないし低い中程度の威力で、第一回の核実験とほぼ同規模と推定される、こういう意味の発表がありますが、これは先ほど申し上げましたように、この段階においてこのとおりであるという断定も私どもはいたしかねる状態でございますので、私どもで専門的な資料を他の政府機関とともに協力して集め得る資料を集めなければならない、こういうことをいま事務当局にも指示をしたところでございます。

発言情報

speech_id: 105214889X00419661028_006

発言者: 上林山榮吉

speaker_id: 23110

日付: 1966-10-28

院: 参議院

会議名: 内閣委員会