北村暢の発言 (内閣委員会)

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○北村暢君 関連して一、二点お伺いいたしますが、あなたは、きのう衆議院の内閣委員会において、アメリカのマクナマラ国防長官との会見において、中国の核装備についての情報の交換等もやってこられた。その際に、たしか従来もそう言っておられたのですが、先ほどICBMの実現についてはもう十年かかるだろう。中距離弾道弾についてはそれより早い機会、まあ四、五年はかかるだろう、こういうことが従来、何回かの国会の審議においても防衛庁長官は言明しているところであります。昨日の衆議院の内閣委員会においても、あなたは、核兵器の運搬手段の開発というものはまあ四、五年はかかるであろうというような趣旨の報告をされたと思う。ところが、きょう、その報告をされた翌日、もうこういうふうに中国の誘導ミサイルの核実験が行なわれ、運搬手段の開発をされたということについては、外務当局も異常な驚きを示している。一体、いまの防衛庁長官の答弁を聞いておりましても、私は、外交手段による核拡散の防止については、これは当然われわれもそういう方向でいかなければならないと思うのでありますけれども、防衛庁長官としての答弁としては、この異常な事態に対して、確かに情勢としてはまだはっきり内容についてもつかんでおられないだろうけれども、どうもきのうあたり、あるいは防衛庁長官の訪米の内容等から察しても、だいぶ情勢判断に狂いがあったのじゃないかというふうに思うのであります。そういう点について、防衛庁長官として、景気のいい私は防衛対策を期待するのではないのだけれども、どうも聞いておるところによると、答弁が明確でない。防衛庁長官らしくない答弁しかしていないのですね。したがって、私は、この受け取り方を一体防衛庁長官としてどういうふうに受け取っておるか。この運搬手段というものについて従来の防衛庁の情勢判断していたのとはだいぶ違っているのじゃないですか。そういう面について、三次防との関連もあって、一体どのように考えておられるか。この点ひとつお伺いいたしたい。
 それからついででありますから、今回の防衛庁長官の訪米にあたって、一体、この三次防というものについて政府の統一した見解なり、おそらく閣議決定等なされていないと思うのでありますが、もう予算編成も相当進んだ段階において三次防等の問題についてどういう確たる見解をもって訪米せられたのか。そういうことから、今度の中国の誘導ミサイルの実験等についても、中国の核情勢についても意見の交換を行なわれたと思うのです。そういう点について、何かしらこうたよりない形で訪米をしたのじゃないかという印象を強く受けているわけです。ここら辺の点について答弁をひとつしていただきたい。

発言情報

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発言者: 北村暢

speaker_id: 20666

日付: 1966-10-28

院: 参議院

会議名: 内閣委員会