上林山榮吉の発言 (内閣委員会)

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○国務大臣(上林山榮吉君) 私、専門的知識を持っておりませんので、ただいま勉強中でございますが、表現の使い方が適当でないために、あるいはいろいろな疑問がお起こりになるのかもわかりませんけれども、日本にアメリカの空軍長官が来た場合の表敬のときのこの問題に対する見解を聞いた場合、あるいは今回アメリカに参りましてアメリカの方面のこれに関する見通しなどを聞いた場合、大体従来日本で、歴代の長官か知りませんが、言われておったのと、ほぼ感触は、一、二年のズレはかりにあるにいたしましても、大体その感触は一致しておったかのごとく私は承知をいたしておるのでございますが、その意味において、たとえば一九六八年に御指摘のようなことになるのじゃないか、あるいはそれから数年の間に、あるいはわずかの数ではあるけれども、中距離の弾道弾というようなものができるのじゃないか、大陸間弾道弾は十年以内にはむずかしいのじゃないかという、そうしたようなことについての一応の見解を持っておったわけでございますが、ただし、アメリカにおいても核の開発に並行してミサイルの開発を進めていたことは、ただその実現の時期のいかんは別にして、大体確認されていたようでございます。
 なお、この兵器としての使用可能の問題と開発の段階の問題とで多少の時間的なズレがあるいはあるかと思いますが、いずれにいたしましても、ただいまの御質問に対して以上のように申し上げておきたいと思いますが、なお、三次防のことについて一言お触れになりましたので、この問題について申し上げますならば、三次防の問題は、現段階では防衛庁内の一つの準備といいましょうか、あるいは成案を得ることに努力をして結論が大体出たというような段階で、御指摘のように、国防会議に付議して、これを正式に決定した段階ではないわけでございますので、この問題を携行してアメリカに行って打ち合わせをやったものではございません。また、この問題に対して具体的にアメリカからぜひこうしてもらいたいというような要請もまだなかったわけでございます。しかし、そうしたような段階のことは別といたしまして、こういうように多少感触として——私は専門的知識を先ほど持っていないことを申し上げておりますが、もっとその方面の知識もあるいは権威の方々にもお聞きしなきゃなりませんが、いずれにいたしましても、これは精神的にも非常に影響を受けておるが、日本の防衛的なあるいは防御的な問題として真剣に取り組まなければならぬ段階に来た、それは三次防の中にいわれている海や空の問題などに一体どういうふうに対処していけばいいか。大筋としては、ただいままで作業してまいりました三次防の内容にそう大きな変化はないと思いますけれども、この問題はもっと大事な問題でございまするので、防衛庁のみの見解をただいま申し上げることは、この程度にさせていただきたいと思いますが、なお、専門的なことについては、事務当局から申し上げます。

発言情報

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発言者: 上林山榮吉

speaker_id: 23110

日付: 1966-10-28

院: 参議院

会議名: 内閣委員会