中原龍之助の発言 (社会労働委員会)
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○中原政府委員 この集団発生の問題につきましては、赤痢のいわゆる防疫対策におきまして、一番ウエートを占めておる対策でございます。したがいまして、これのやり方につきまして、各県に指示をし、そしてやらせるようにしておるのでございますが、なかなか徹底をしない面がいろいろございます。それで、一体、赤痢がふえているといいますか、最近にちょっとふえたという問題についての私どもの考え方といたしましては、ここ数年来赤痢というものの症状が変わってきております。赤痢には大きく分けて大体四種類の菌がございまして、その中の一番軽いところのゾンネ菌というのが普通になってきておる。これは世界の文明国の大体の趨勢でございます。そしてこのものは比較症状が軽い。これがために致命率もまた非常に低いということで、とかく普通の胃腸炎あるいはかぜくらいに考えられる向きが非常に多いわけです。こういうことが、一般に軽視されるというもとになっている、初期の防疫のおくれるもとにもなっているわけでございます。したがいまして、私どもといたしましては、集団給食をする施設とか、あるいはまた集団的な発生の一つの原因となる水道というものの管理とか、あるいはまた多数が集合しているところの管理とか、そういうものに特に注意をしているわけでございます。
全体の率からまいりますと、大きく原因を分けますと、水によるものと、食品によるものと、いわゆる接触によるもの——これは子供あたりがお互いよごれた手でもって遊んでお互いにうつしていく、そういうものと、それから不明なのと、大体この四分類にしておるのでございますが、最近は、水系と食品系というものは率といたしましては減ってまいりまして、大体接触系のものが順次ふえているというような状況でございます。しかし昨年は、特に水系の問題もやはり相当ありました。それから食品系の問題で全体的に集団発生が多かったというふうに考えております。それに対しまして、私ども、これは後半は普通になりましたけれども、年の前半がそうでありましたので、鋭意努力を続けておりました。それで、ことしに入りましてからは、昨年よりは若干減少しているというようなことでございます。ただ水系の問題につきましては、主管の局長からひとつ……。