森義視の発言 (農林水産委員会)
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○森(義)委員 長期需給の見通しは、これは計数でははじき出してはありますが、実際問題としては、もう長期どころか、短期の需給の見通しすら達成されておらないし、いま御説明がありましたとおりに、造林も遅々として進まない。特に拡大造林のごときは進んでおらない。こういうことで、現状からこの長期見通しは文字どおり絵にかいたもちである。さすれば、需要がそれだけ拡大するということだけが、経済の発展の動向からはっきりとつかめる。しかし、わがほうのこれに対する自給率を高めていくについては、あらゆるネックがあって、長期どころか、短期ですら、この目標の到達には至難な条件が山積をしておる。そういう中では結局外材に依存せざるを得ない、こういう形になろうかと思うわけです。
そこで、ひとつ長官にお伺いするのですが、昭和九十年に需要が大体いまの二・二五倍ですね、このくらいの需要の拡大を見通しておられるわけですが、その時点において自給度を九〇%にするという見通し、どういう積算基礎からそういうものが出たのか。
そこで、ひとつ具体的にお伺いしたいわけですが、現在の労働事情からいって、昭和九十年における需要に対する九〇%の自給率を達成するためには、どれだけの労働力が確保されなければならないか、この点についてお伺いしたいわけです。もちろん、その間、機械化の問題がかなり労働の生産性を高めていくだろうと思います。しかし、労働の生産性を平地林業のように急速に高められる条件に日本の山岳林業はないと思うわけです。したがって、おそらく現在の出石数を倍上回るだけの労働力を必要とするならば、その労働力確保について昭和九十年度にどれだけの労働力が必要であり、機械化によってどれだけの面が合理化をされ、生産性でカバーをされ、そういう数字がはじき出されて、初めてそのときに労働力がどう確保されておるかという見通しがなければ、数字を出されても、それは絵にかいたもちで、達成できない。しょせん、まぼろしになるだろうと私は心配するわけです。
〔委員長退席、倉成委員長代理着席〕
そこで、具体的に、それでは昭和九十年の需要に対する九〇%の自給率を確保するときに必要な労働力というものが、機械化の進歩と見合わしながらでもけっこうですから、どれだけ要るかということをお答え願いたい。