倉石忠雄の発言 (農林水産委員会)

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○倉石国務大臣 きのうの本会議のお話がございましたが、私は十四項目ほどございましたけれども、その中で、たとえば保険の関係などは労働、厚生両大臣が呼ばれておりますし、私より彼らのほうが専門でありますから、その答弁がいいと思いましたし、それから総理も丁寧に答えられた向きもありましたので、そういうところをつまんで飛ばした。別に他意あったわけでもありませんし、しろうとでありますから、どうぞ御了承をお願いいたします。
 それから、ただいまのお話、私は率直に申しまして、需要がふえてまいりますわりあいにその需要に見合うだけの供給ができないということにつきましては、決して農林省はこれを否定いたすわけではございません。そこで、林野庁といたしましては、全力をあげて四十二年度予算にもそういう希望で予算の要求をいたしましたが、まずもって林道の開発その他増産のできる施策についての足りないところをひとつこの際大いに補って増産をしなければなるまいということで、造林計画または林道の計画等にことしも力を入れておりますが、さらにそういう面で力を入れて増産対策をしなければならない。同時に、造林については、いま御審議を願っておる法律案の趣旨にもございますように、これは民間の造林も政府の援助によって計画を進めて、できるだけ需要を満たすようにしなければならぬ、こういう考えでありますが、外材につきましても、よく御存じだと思いますが、たとえばパルプにいたしましても、アラスカはもはやわがほうに輸出をすることについて非常に渋ってきております。建築材にしても、たとえばヒノキをとりましても、いまのように家を建てる、りっぱな座敷をつくると、すぐヒノキ材を要望しますけれども、ヒノキの供給はそう潤沢ではありません。これを補おうとする。台湾は出そうといたしません。最近またフィリピンから政府の人が来て、彼らも話しておりますが、ラワンはそう供給潤沢ではありません。残されているのは沿海州、ああいう方面の外材はまだ見込みがあるでありましょうけれども、やはりこれを受け入れるためには港の設備からまずやらなければならぬ。わが国の木材の需要につきましては、その需要が伸びる、やはりその供給に追いつくだけの生産はなかなか国内産だけではもちろん困難でありますが、外材といえどもそう楽に入る計画を立てることは私は危険だと思います。したがって、全体の国内の生産について需要をまかなうように努力をする、その補完的に先ほどお話のありましたように外材を充てるわけでございますが、それにしても私どもはやはり国内産の生産に力を入れなければならぬ、そういう角度で林業の政策を進めてまいる、こういうのが一応われわれのたてまえであります。

発言情報

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発言者: 倉石忠雄

speaker_id: 18929

日付: 1967-07-19

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会