谷口善太郎の発言 (予算委員会)

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○谷口委員 つまり、四十年度には事業はやった、補助金を出した、けれども四十一年度になって、そこに上関町以外のものの、つまり星座山開発株式会社の施設等があったのでやめた、こういうことですね。これは県知事もそう言っている。ちゃんとここに県知事の回答をもらっている。だから総理は、大いに不正がないと言いたいんだと思うんだが、ここにからくりがあるのであります。この土地が国から上関町へ譲り渡されたのは三十九年であります。そのころから大津氏らは集まって、そうしてこの土地に目をつけて、中守町長をも含めてこの土地を譲り渡すことを相談してしまっている。こうやっておいて、補助金を町を通して請求してとって牧道をつくらせて、そうして土地の価値が上がる時期になって、土地がはっきりと手に入ってから会社を設立する、こういうやり方なんです。しかも、この半島は国立公園地帯でありますから、県や国が開発するという、そういう事業内容をみんな知っている。それはもう総理大臣の秘書官であるからよく知っていると思う。だから、先に町を抱き込んで土地をちゃんと手に入れて、登記は一年後にやった、会社の設立も一年後にやる。しかし、最初に手に入れておいて、そうして補助金をとってやっている。こういうやり方は総理、不正じゃないですか。こういうやり方は、不正じゃないですか。このやり方が、いわゆる政界にいま問題になっております黒い霧のすべてのやり方なんです。地位を利用して、ここはどうなるかを知って——この事件の場合は町長でありますが、町長を抱き込んで、その土地を安い値段で払い下げを受けて、この値上がりを待つ、いま読みました請願書の中にありました長島への架橋なんかできますと、この土地は一躍四、五千円になるといわれている。買ったのはただの四十円から八十円、それが二十三ヘクタールも買われている、払い下げを受けている、一年か二年の間で。これだけでも実に四億円以上のものがもうかる。そんなことをやっている。私は、総理、あなたがこの事業に関係しているとか、あなたがやらせているとかいうようなことは思いたくはありません。そんなことはないだろうと思う。だけれども、あなたの秘書官がやっている。内閣総理大臣秘書官です。この内閣総理大臣秘書官があなたの選挙区で——あなたの選挙が、この間の選挙のときでも上関町の隣の柳井市であったでしょう。そういうところで、あなたのいわば政治的実力というものを背景にしてこういうことをやっている。こんなことに対して総理が、わしは知らぬの、責任がないというようなことは、これは総理、あなたの立場からいってもちょっと国民は納得しないのです。だから私どもはこれを、さきに岩間君も取り上げ、私もここに二度取り上げますのは、こんなわかり切ったことを——黒い霧を払うことを一生懸命にやるということを言っているあなたのことでありますから、わかり切ったことなんです。あなたの身辺の人たちがこういうことをやっているのだから、これはどうも悪かった、うまくないということをはっきりおっしゃい、こう言っているのです。そうすべきだと思うのです。どうです。

発言情報

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発言者: 谷口善太郎

speaker_id: 14029

日付: 1967-03-29

院: 衆議院

会議名: 予算委員会