松永忠二の発言 (建設委員会)

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○松永忠二君 そこでですね、ただ私は、そういう目的でお出しになっていると思うのだけれども、はたしてその目的を達成できるだろうかどうかという点について疑念もあるわけなんですね。それは要するに、今度の改正によって、収用法に対する信頼が非常にふえてきて、そして進んでとにかく収用法に基づいて快く土地を提供してくる、こういうことが必要なことだと思っておられると思うし、またそういうことが改正をする一つの理由にもなると私たちは思うのですね。ところが、土地を提供する者の立場から言うと、どういうことになるかというと、理屈はいろいろ——公共事業のために値上がりをしたいわゆる開発利益を含む価格で用地を買収することは不合理だというわけですね。だから大臣が言うように、要するに合理的に適正に買おうというわけなんでしょう。しかしこれは、表面のことばで言えばそうだと思う。もっと俗なことばで言えば、適正に安く買いたいということだと思うのです。開発利益が加わっているのは不合理だというのですから、開発利益というものが加わらない適正ないわゆる合理的な価格で買いたい、こう言うのだから、いわゆるこの収用法が改正をされて、より以上に自分らのものが非常に、ある程度高く買われるとか、合理的だというようには意識はしないと思うのですね。だから、質問時間もありませんから、私たち自分の意見のようなものを先にまじえて言うのですが、この前御質問があった千葉の国際空港の用地買収については土地収用法使わないと、こう言っているのは、それを、土地収用法を使うと安くなってしまうから、土地収用法を使わないで、つまり有利にやりますよということが、私は、その適用しないということで住民が納得している理由だとまあ思うわけなんですがね。
 そこで私大臣にお聞きしたいのは、こういう改正をすることによって、土地を収用される者が喜んで収用されるというふうに考えておられるのか。これについては、やはり幾分そういう点については疑念があるとか、その判断はどう大臣考えておられますか。

発言情報

speech_id: 105514149X02319670713_009

発言者: 松永忠二

speaker_id: 4468

日付: 1967-07-13

院: 参議院

会議名: 建設委員会