高橋正春の発言 (災害対策特別委員会)
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○政府委員(高橋正春君) お手元の資料に基づきまして、科学技術庁の四十二年度におきますところの防災関係の予防の概要を、御説明申し上げたいと思います。
お手元の資料の四ページの中段以降にございます科学技術の研究の事項について御説明を申し上げます。
まず最初は、防災に関しますところの関係各省庁の研究を総合的に推進いたしますために当庁に計上いたしておりますところの……失礼いたしました。お手元に資料が届いてないそうでございますので、それでは口頭で申し上げますが、特別研究促進調整費を関係各省に配分いたしまして、防災に関しますところの研究を促進いたしたいと思います。これに充てますところの経費は約一億五千六百万円の見込みでございます。お手元の資料の二ページでございます。上から二項目でございます。
それから第二には当庁の研究所でございます国立防災科学技術センターにおきますところの設備、機構その他を充実いたしまして、防災に関しますところの研究の推進の強化をはかりたいと思っております。特に本年度は、関係各省が共用で使用いたします大型の対震実験装置これを四十二年度以降四十五年度までに約六億三千万円の経費をもちまして建設いたしますことといたしまして、四十二年度はその第一年度といたしまして一億一百万円の予算を投入いたしまして建設に着手いたします。
第三番目は、防災に関しますところの研究につきまして、民間の研究機関に対しますところの助成の問題でございまして、本年度は特に交通災害等の防止のために、霧の物理的な性格あるいはこれの消滅等に関しますところの研究を推進いたしますために、民間団体に委託金を交付いたす予定になっております。
最後は原子力関係でございまして、原子力施設の安全基準並びに原子力施設の安全評価、放射性の廃棄物の処理あるいは放射線の障害防止、こういうようなことを目的といたしまして、原子力の平和利用研究委託費一億一千一百万を計上いたしております。さらに放射線の身体に及ぼしますところの諸影響を解明いたしますために、当庁の付属機関でございますところの放射線医学総合研究所におきますところの研究その他関係各省の生物学的な研究に対しますところの予算も、いわゆる原子力二項予算といたしまして計上いたしております。
以上申し上げたところによりまして、当庁の昭和四十二年度の予算額は、科学技術の研究面におきまして五億八千七百万ということに相なっております。
次に災害予防関係でございますが、三ページをお開きいただきますると、上から三段目に掲載してございます。内容といたしましては、核爆発の実験に伴いますいわゆるフォールアウトによりますところの環境の放射能の調査をいたしますこと、並びに一般環境の放射能の水準の調査を行ないますということが第一点で、二十五都道府県並びに日本分析化学研究所等に委託いたしまして、これらの結果の分析を行ないます。次に、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の施行に伴いまして、原子力施設の安全審査、検査等を行ないますほか、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関しますところの法律の施行に基づきまして、原子力の周辺施設の放射能の監視を行ないますために、水戸原子力事務所等に所要の経費を計上しております。
さらに試験関係といたしまして、水害の地域の河川の変遷機構あるいは森林のその他治山治水の防災に関しますところの基礎的な研究調査を行ないまして、一般的な対策の方針を立てるために約六百万円の調査研究費を計上いたしております。
以上によりまして災害予防に対しますところの経費は総計一億四千一百万円、以上のとおりでございます。