藤田藤太郎の発言 (社会労働委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○藤田藤太郎君 今度の問題についての考え方は大臣から承りたいと思う。ただ、私は、きょう三公社五現業の皆さんに御苦労願ったわけでありますけれども、私たちの労働法体系というのは、賃金、労働条件は労使対等でそれをきめる。本来から言えば、賃金、労働条件というのは、その事業、また、職場で働いている労使の中できめられることが、これは日本ばかりじゃない、どこでも大原則だと、私はこう思う。この同じ大原則がいつまでたっても守られない状態が便々として続いておる。たとえば三公社五現業、そこで働いている方々の労働組合は、当局、相手方と団体交捗できめていく。調停とか仲裁というものは、どうしてもまとまらなんだときに初めてこれが発動してくるものなんだ。今日の三公社五現業、公労協の関係は、ようやくその調停段階で云々というような話が今日出てきておるわけでありますけれども、昨年のこの国会でも、人を使っている経営者その人が賃金、労働条件、実際自分が使って、自分が生産をあげている責任者、雇い主が、労働者には働かすだけぶっ続けで働かすけれども、その労働者の賃金、労働条件は、自分で回答したり自分で労働者を守っていくという能力がない。こんなことを三公社五現業の理事者、要するに経営者でありますか、皆さん方どう考えておいでになるのか。今度の春の賃金の要求に対しても、要求がされて三カ月もそのままに置いておいた。しびれをきらして調停申請を労働者側からした。一銭の賃上げの回答も、労働条件を守っていくということもやらない。こんなことが続いていいんだろうかと、私はそう思う。皆さんはどういうつもりで、労使関係の労働条件をどういう処理でやっていくのか。自分らが直接人を使っているものが、賃金、労働条件のことについて一指も触れない、ゼロ回答を続けていってあなたまかせ。あなたまかせというかっこうで、最後は仲裁できまっていく、私はおかしいと思うんですよ。昨年の国会で、いや、当事者能力はあると、あるならなぜはっきりした回答をせぬかと言ってやったら、何か裏のほうで話がきまってきて、真実込めた労働者の労働条件を守っていく、こういうことにはならなくて、非常に昨年は残念でありました。ことしは何かことばの端をつかんでみると、この前六百円出したけれども、そういうことはどうもいかぬから、ことしはゼロ回答。いずれ他の賃金云々というようなことで、そしてもうゼロの回答が続くから調停に入った。そしたら、調停で解決するかせぬかというようなことが議論になっている。そうして労使間の条件をきめる大原則を破ってそういうことが行なわれている。私は、労政局長はこの問題をどう見ておられるか、労使の団体交渉をはずれて、調停や仲裁で賃金や労働条件がきまっていくということがそれでいいと思っているのか。調停の概念とはどういうものだ、仲裁の概念とはどういうものだということをひとつ、いずれ大臣に再確認してもらうけれども、労働省はどう考えているのかということをはっきりしてもらいたい。それから三公社五現業の人の意見を聞きたい。

発言情報

speech_id: 105514410X00419670418_006

発言者: 藤田藤太郎

speaker_id: 34120

日付: 1967-04-18

院: 参議院

会議名: 社会労働委員会