武田啓介の発言 (社会労働委員会)

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○説明員(武田啓介君) いま労政局長からお話があったとおりでございますけれども、またくどいお答えで恐縮でございますが、国鉄の賃金は、先ほど申し上げましたように、昨年の四月の仲裁裁定で諸般の事情が勘案されておるという理解に立っておりますので、今後民間賃金のたとえばベースアップが出そろう、これは仮定の話でございますが、そういう場合には考えなければならぬ。しかし、一方には支払い能力の問題があるということでございます。
 それから、御指摘のございました、もし組合側が黙っていた場合という、これは文字どおり仮定の議論でございます。そういうことはなかろうかと思いますが、その場合に、国鉄は、労使関係と、それから、経営能力といいますか、経営の状態というものからいたしまして、賃金を上げるべき能力がございますれば、それをやるようなつもりで仕事をしなければならぬと、こう考えております。しかしながら、たとえば目下国会において審議をちょうだいしております四十二年度をとってみますと、収入におきまして八千二百億をこえる収入を計上してございます。もちろんお願いをしている以上は、努力をしてその収入に到達しなければなりません。しかしながら、過去数年間見ておりますと、国会で御決定願いました収入予算の確保ということには、過去におきましては実は到達いたしておりません。くどいようでございますけれども、最近の輸送形態、輸送内容の変化によりまして国鉄の経営そのものは相当変貌いたしております。また、かたがた、これも御承認をいただいております国鉄の体質改善のための長期計画のために、これも工事経費として三千七百八十億円お願いいたしております。これはぜひともやらなければならぬというような事態になりました場合に、支払い能力という問題は大きく出てまいる次第でございまして、気持ちは先生のおっしゃいます気持ちに非常に賛同申し上げたいわけでございますが、実際問題としてそのようにまことに苦慮すべき状態にある、このように考えておる次第でございます。

発言情報

speech_id: 105514410X00419670418_026

発言者: 武田啓介

speaker_id: 17436

日付: 1967-04-18

院: 参議院

会議名: 社会労働委員会