山中義一の発言 (内閣委員会)
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○政府委員(山中義一君) ただいまの御質問でございますが、日本の遠洋漁業は近年諸外国、まあいままで漁業に関しましてはおくれておりました国々がだんだん急速に伸びてまいって、どのような形になっておるかという点でございますが、日本の遠洋漁業は年々伸びておりまして、生産額といたしましてはこれは三分の一以上、金額におきましても四〇%近くを占めておるわけです。それから全世界の漁業生産等をFAOの統計によって見ましても、数量的には南米のペルーが一番多いわけでございますけれども、これは八百万トン以上、こえておりますが、日本も最近の四十年統計で六百九十一万トン、それから速報ではございますが、昨年の四十一年度の統計におきましては七百万トンをややこえて七百九万トンというような事情になっておりまして、数量的には第二位でございますが、これは南米のペルーのはカタクチイワシの種類でございますアンチュベータというので、おもにフィッシュミールだけをとるわけでございますが、日本の遠洋漁業におきましては御案内のとおりマグロあるいはカツオ、それから鯨あるいはサケ、マス、カニ、それから最近盛んになりました遠洋のトロール漁業等におきましても、タイあるいはタコ、高級のイカ、そのほかそのような非常に高級の魚をとっておりまして、その生産の価値といたしましては、依然として世界で一番多くのものを占めておるということになっております。ただ、最近御案内のように、韓国でありますとか、あるいは台湾でありますとか、あるいはソ連というようなものが、相当海洋の漁業関係にも力を入れてまいりまして、次第にその生産額を増しております。一方またいままでの海洋に関しましてはおくれておりました国々が、食糧事情等の問題にかんがみまして海洋に着目してきて、次第次第に漁業を振興させようとしておるような事情にはございます。しかし、日本といたしましても、先ほど大臣からのお話にございましたように、基礎的な調査研究等を最も大きな柱として今後考えて、その一つのあらわれといたしましては、この九月の終わりには三千二百トンの海洋調査船、開洋丸などもでき上がることになっております。これを世界の海に回しまして未開発の資源を開発するというふうに考えておりますので、そのような点で万全を期してまいりたいというふうに考えております。