倉石忠雄の発言 (農林水産委員会)

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○国務大臣(倉石忠雄君) 端的に申しまして、労働力の面から林業経営というものについて非常に困難性があるということを私どもは承知いたしております。ただ、私少し研究が足りませんで、先ほどの総理府の統計局の統計と農林省で出しております統計との間に差異のあるその根源等についてまだ私自身も研究不足でございましたが、お説のように、やっぱり農業なり林業なりを一定の計画に基づいて進めますために要する労働力の限界というものはあるわけでありまして、それがなければ計画が立たないはずでございます。御指摘のとおりでありますが、そのために、やはり一般の農業のほうと同じく、林業におきましても、どのようにして近代化していくか、どのようにして省力化していくかということについて、われわれ当局としては大きな研究課題であり、それと真剣に取り組んで予定の方針だけは貫徹することにつとめるのがわれわれの義務でございまして、そこで、四十二年度予算にも、林道の開発についてある程度思い切った計画を立てるという前提のもとに予算の要求もいたしておることは御承知のとおりでありますが、森中さんも御存じのように、大体、林業における従事者も、その付近を取り巻く農山村の労働力が主体でございまするからして、これがやはり他産業が発展的に伸びてまいります影響を受けて農村と同様に労働力を吸収されていく傾向はいなみがたいものでございますが、さりとて、先ほど申し上げましたように、林業の計画性を進めてまいるために要する労働力というものの確保については全力をあげなければなりません。そのためには、林野庁長官も申し上げましたように、経営面においては近代化あるいは林道の開発等をやって省力をはかることも大切でありますが、一方においては、林業に従事することによってある程度の生活の保障が得られるような賃金体系を考えることが必要であろうと存じます。それらの面について若干まだ私どものほうで研究不足の点もあるかもしれませんが、そういう点につきましては林野庁としても一つの計画は持っておるわけでありますからして、さらに鋭意検討いたしましてわれわれの想定が行なわれるように、ひとつ極力すみやかに努力をしてまいりたい、このように存じます。

発言情報

speech_id: 105515007X00519670517_025

発言者: 倉石忠雄

speaker_id: 18929

日付: 1967-05-17

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会