三木武夫の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(三木武夫君) 小平さん重要な点を御指摘になったのであります。それは何かといったら、これから特恵関税という問題が起こってくるわけです。この問題ではまだそこへいっていない。ケネディラウンドの一つの柱の後進国に対する貿易の拡大というものは、このケネディラウンドでは手がついていないわけです。これからの問題になってくる。それは低開発諸国にすれば、産業の発展段階からして、すぐに重化学工業といかないのですから、いわゆる軽工業というようなところから出発するのですから、そうなってくると日本と競合する場合が非常に多いと思う。しかし、低開発国とすれば、一次産品もできるだけ輸出を促進したいだろうし、また、そういうまだ初歩的な工業製品も、特別なやはり関税の待遇を受けたい。そうでなければわれわれが外貨を獲得する手段はないではないか、これは低開発国をあげての大きな声になりつつある。この問題が一番クライマックスに達するのは、来年の二月のニューデリーで開かれる世界貿易開発会議で、これが中心の議題になるわけです。そこで、小平さんから御指摘があったように、日本もそういう低開発諸国が発業的に発展していこうとするのを、日本は先進国といわれておるわけですが、まだまだしかし、日本の内部には中小企業をかかえているし、軽工業に対する依存度も高いですから、競合はしても、その芽を日本がみなつみとるということでは、これはやはり低開発国と日本の関係がうまくいきませんから、やはり日本の産業というものが高度化して、そして低開発国の産業が伸びていく余地を与えることが、日本の大きなやはり目標としてはそこへ持っていかなければならない。持っていくためには、中小企業あるいは軽工業の部面における体質の改善というものが伴わなければ、低開発国の芽をみな日本がつみとってしまうのではうまくいきませんから、御指摘のとおり、この点については重大な課題を日本の産業界になげかけておると私は思います。この施策というものが進められなければならぬと考えておることは、小平さんと全く同感に思っております。

発言情報

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発言者: 三木武夫

speaker_id: 13903

日付: 1967-05-18

院: 参議院

会議名: 予算委員会