高橋正春の発言 (予算委員会第四分科会)

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○政府委員(高橋正春君) 御指摘のございましたように、実際は宇宙開発の進度というものは非常に早いものでございますので、たとえば先ほど申しました宇宙開発審議会の建議が四十一年八月に出ておりますけれども、これをさかのぼります二年前の昭和三十九年でございますかに、第三号答申というのが出ておりますけれども、この時点におきましては、場合によっては外国のロケットを使って衛星云々ということがございまして、独自で科学衛星もしくは実用衛星自体を打ち上げることも明記してなかったと思いますが、二年たちますると、自分のところで衛星も自力で開発をしてというふうな方向に変わったわけでございます。そういう点から見まして、先生御指摘のとおり、今後の時点におきまして、そのようなものに相なるかもしれませんですけれども、ただ現時点におきましては、私どもの考えと申しますのは、やはり非常にビッグ・サイエンスで、ソ連や米国がいわゆるアポロ計画やその他の計画で人間衛星船、月に行くということを指向いたしておりますけれども、それよりもということは語弊がございますけれども、もっと実用的な、経済とかあるいは社会福祉の発展というものに直接一義的に結びつくものをまず開発しよう、これが三号答申におきますところの一つの基本的な理念になっておりますので、その上に立ってやりたいと思っております。それがいまの時点でございますので、今後長期計画も、また場合によってはいわゆるローリング・プランで変わっていくかもしれませんけれども、やはり四十五年度までの第一期計画は、これは建議にも言っておりますように、実用実験衛星計画ということでございまして、まあ実用というと、ちょっとその前の段階ということに相なっております。したがいまして、それまでに実験的ないろいろな計画を推進いたしまして、その後の五年間で第二期計画におきましてはいわゆる実用衛星の形にいくのではなかろうかと思っております。五十年以降六十年ぐらいの長期の見通しにおきましては、やはり人間衛星というよりも、いわゆるロケットの推進力と申しますか、の関係でたとえば原子力ロケットであるとか、イオン・ロケットであるとか、そういうようなこれからの、いまの段階で未開発と申しましょうか、そういう段階のもの等を研究開発するというような構想が入ってくるやもしれないと思っております。現時点では、やはり人間衛星船までのところは、長期計画の中には含み得ないのではないかと思いますが、これは推定でございますが、ただいま作業中でございます。

発言情報

speech_id: 105515270X00319670524_012

発言者: 高橋正春

speaker_id: 13374

日付: 1967-05-24

院: 参議院

会議名: 予算委員会第四分科会