二階堂進の発言 (予算委員会第四分科会)
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○国務大臣(二階堂進君) 科学技術庁の長官と文部省の仕事と兼任したほうがいいのか、あるいは単独であったほうがいいのかという意味の私はお尋ねだろうと思っていますが、これはむしろ小林さんにどっちがいいだろうかと聞いてみたいくらいなんですが、しかし、大臣をきめるのは総理大臣の仕事でもありますし、総理大臣のいまの佐藤総理自身も二つの役所を兼任しておられましたが、いま申されますのは、文部省との関係だろうと思いますが、率直に言って、私は自分の私見にわたりますけれども申し上げますと、やはり科学技術庁を置いたということも、科学技術に専任する大臣を置いて科学の振興、技術の開発をやれと、こういうことにあろうと思っております。また、今日技術革新の時代において、わが国の科学の現状、技術の開発の現状を考えてみ、また先進諸国の進んでいく状態を考えてみますと、非常に日本も科学の面に対する国の施策、力の入れ方がまだ不十分であることを痛切に私は感じます。特に先進諸国、ヨーロッパあるいはアメリカ等におきましても、政治経済に関係する首脳部の人たちが、最近技術格差の問題を真剣に討議をいたしておる、また英国などを見てみますというと、科学技術担当の大臣も置いているし、また科学技術者を養成するための人材養成の専任大臣も置いて、そうして科学の振興、技術の開発、そうしてそれが経済に大きな推進力になっているということに対する力を入れておる姿勢を示していることなどを考えますと、やはり私は専任の大臣がおって、これらの仕事に専念したほうがいいのではないか、こういうことも私個人としては考えております。また兼任されても、それじゃ何から何まで悪いのかと言われますと、そうでもないというような気もします。しかし国会などの都合で見ますというと、文部大臣と科学技術庁の大臣が一緒になって仕事をしていますと、なかなか文部大臣の仕事は、私の仕事よりも相当広範囲にわたる渉外的な仕事もあるし、国会の仕事もある。で、なかなかこれは、一生懸命がんばって仕事をやるのは当然でありますが、いろいろ支障があるのではないかというふうに私個人は考えますが、私個人にわたる意見でありますが、私はやはり専任の大臣を置いて、そうしておくれておるこの科学の振興、技術の開発にもっと私は力を入れたほうがいいのではないか、こういうふうに考えております。