小林武の発言 (予算委員会第四分科会)
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○小林武君 もう少し、あとで聞きますけれども、大臣ね、先ほど大臣の御答弁でほんとうに明確にわかったんですが、ここにはやっぱりそう書いてあるんですよ。科学者の交流、それから科学技術とありますけれども、私はいまそれはとにかくとして、今度は実際の学問的な問題としては、地球科学、生物科学、医学、科学教育、ハリケーン台風とか、そういうことがきめられておる。そうしてさらにそれを具体的にすれば神経生理学とか、生気候学とか、大気汚染の人体に対する影響とか、こういう具体的なものになりますと水質の汚濁とか、こういうようなもので、ずっと研究題目を見ますと、あの、この間問題になった研究者のテーマというのは、これと同じみたいなものなんですよ。だから私は日米科学委員会というものがあって、そうしてそういう研究テーマの共有をしてやるということになりますれば、これは全然知らぬということはどこからも出てこないことだと思うんです。それは学者だけをいじめる何かものの言い方だと、このごろそういうふうに感ずるんですね。それは今度陸軍からもらったのはいいか悪いかということになると、私はアメリカの機構の問題まで言わなければならぬ。これもここに書いてあるんですよ、はっきり書いてあるんですから。だから時間の関係もありましょうから、ここで全部言ってしまえば、たとえばあなたのほうの二八八ページです。そうすると、アメリカ政府の研究開発投資というようなものの総計を私計算したんですけれども、八七%は国防総省、航空宇宙局、原子力委員会で、これは話を聞くと、ほとんど軍事的に影響がある。その中で特にこれは何といっても国防総省なんですよ。これは五〇%まではいかぬけれども四〇%ぐらいにはいけると思う、四〇何%だと思う。結局そういう研究費の半分に近いものは国防総省が持っているんですよ。あとの原子力とか何とかも軍と関係のあるものだということは、ものを見るとそう書いてある。八七%というものはそこに占められておる。そういたしますと、ここから金がどんどん流れてくるということになる。このことも明らかな事実なんです。だから私は、科学技術庁が知らないし文部大臣も知らなかったというのは、ちょっとこれはどうも、どうしてもうなづけない。大臣はそういうこまかいことまでずっと目を通されておるというようなことはなくても、どうも事務当局あたりがわからぬということになったら、これは何たることだとぼくは思うんですがね。これはひとつ政府委員のほうに私はお尋ねしたいんですよ。そういうことがわからぬですか。それはアメリカの金、もらっていけないとか何とかいうことでなくて、第一私は茅さんがこれについて——茅さんは関係あるんでしょう、何か学術振興会とか何とかにあるでしょう。茅さんはよく御存じだから、これは君、使える金あるよと言ったら、ああそうですかと言ってもらったという。これは茅さんもそうおっしゃるのはあたりまえだと思う。そういう仕組みになっておる。それを受けてやったということもあたりまえ。あたりまえというのは、われわれそれを肯定してけっこうなことですと言っているんではないんですよ。その流れてきたことについてはきわめて——学者としては抵抗する人もありましょうけれども、結局抵抗する必要はないんじゃないか、使ったっていいじゃないかという気持ちの人もずいぶんある。あたりまえだと思う。だからそれを政府がいまさら知りませんというようなことを言うのは、これはいただけないと私は思うんです。先ほど御答弁の中に、これは文部省のほうでやっているというけれども、それだからぼくは文部大臣なんかと一緒にやっておったらだめだと思うんですよ。科学技術庁の大臣というのは、ちゃんと科学技術庁の問題をがっちり握って、それは基礎教育——教育の問題とか研究の問題という立場で文部省が大学をいろいろなことをするのはけっこうだけれども、科学技術そのものに関しては、そんな両またかけたようなあれだからこんなものができてしまう。これは有田さんのときのやつでしょう。有田さんを責めるわけじゃないですけれども、そうすると有田さんの大臣のときにあなたたちのほうが御存じなくて、文部省の連中がこの面をやっておったということになるんでしょう。おかしいですよ。どうですか、ぼくの言うこと間違っていますか、間違っていたらひとつ、ぼくは疑いを持ってかかっているから少し判断が誤るかもわからぬから、それは遠慮なくひとつ直してもらいたい。