赤石清悦の発言 (予算委員会第四分科会)
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○政府委員(赤石清悦君) 御承知のようにユニバーシアード大会は、ことしの八月二十六日から十日間開かれることになっております。当参議院文教委員会でも一昨年この招致につきまして決議をもって御指導を賜わっておるところでございます。当初から日本において行なわれます場合における入国の問題につきまして、この準備に当たっております組織委員会におきましては心配でございました。そこで、若干経緯を申しますと、昭和四十一年の九月にリスボンにおけるFISUと呼んでおりますが、国際大学スポーツ連盟実行委員会におきまして、わが国の代表が、入国にあたってはやはり多くの国に入っていただきたい、いろいろな外交上の事情があっても、オリンピック方式であるならば、日本の未承認国といえども入り得るという前提で、ぜひオリンピック方式でやらしてもらいたい、こういうことをいち早く申し入れてあったのであります。また昨年十二月このFISUのネビオロ会長が来日いたしまして、この大会の準備を視察いたしました。そのおりにも関係者が、ぜひ日本の場合におきましては、韓国と北朝鮮の問題があるし、またヨーロッパにおいては東ドイツ、西ドイツの関係がありますので、オリンピック方式によってやってほしい、こういうことを強く申し入れてあったのであります。諸般の情勢からいって、日本の置かれておるいろいろな情勢からいってこの方式しかないということで、FISUの関係者はまず大体この方式でよかろうといったようなムードであったのでございます。したがいまして、最終決定をいたす予定になっておりましたハバナにおける国際大学スポーツ連盟の実行委員会、これは四月に持たれました。新聞等にも報道されて御承知と思いますが、ここでも日本代表は強くこの機会にぜひきめていただきたい、でなければ相当な選手を迎えるし、日本も相当準備しておりますので、これ以上延ばされるならば大会の準備に間に合わないからぜひ決定してもらいたい、もしここで決定せざる以上は、日本としては返上せざるを得ないというくらいまで強硬な態度で臨んだのであります。ところが、御承知のようにここでもやはり諸般の情勢——キューバの置かれているいろいろな国際的な立場等があったようでございますが、ここでもきめずに、日本が棄権をいたしまして十三対一で、IOC——国際オリンピック委員会の総会がテヘランで開かれます、この場合の総会においてこの国名問題を討議せられるはずだから、オリンピック委員会の決定に従おう、こういう決議をいたしたのでございます。さてその五月のIOCの総会を迎えました。新聞等で御承知のとおり、ここにおきましても、北朝鮮提案の朝鮮人民民主主義共和国として国名を改称してほしいという提案につきましては、明年二月のグルノーブルにおけるIOCにおいて決定する、こういうふうに延期いたされたのでございます。ところで日本といたしましては、これはもう大会をすぐ真近に控えておりますので、もし万一テヘランにおけるIOCの会議で新しい決議をなされない場合は従来の方式によって採用されると、こういうことをはっきりしてほしい、こういうことでございましたし、またハバナにおけるこの実行委員会も、もしここで決定いたさなければ従来の方式によって決定する、こういうようになっておったのでございます。ただ手続上そういうことを確認するためのスタンディングコミティが六月に開かれるから、そこにおいてはっきり確認しよう、こういうことに現在相なっておるのでございます。したがって六月——日取りはまだはっきりしておらないのでございますが、スイスのローザンヌかまたはパリでこのスタンディングコミティ、御承知と思いますが、このスタンディングコミティというのは会長のネビオロ、第一副会長のパルフェノフ、ソ連、事務局長オースチン、ベルギー、第一実行委員ホーリイ、チェコスロバキア出身、この四人でもって現在のIOCのとっております方式によって決定されるということを日本の組織委員会としては期待をし、その前提において現在準備を進めているのでございます。もちろん諸般の情勢によりまして、もし万一このとおりきまった場合においても、共産圏が気持ちよく参加してもらうことがこの大会を非常に成果あらしめるゆえんであるから、やはりできるだけ大ぜいの国々が参加してもらうようにむしろ積極的に働きかけるべきである、こういった意見も組織委員会であるのでございますけれども、最近竹田委員長以下の努力によって、やはりこの問題は日本が決定するのではなくてFISU——国際大学スポーツ連盟がきめることであるから、ひとまずそちらのほうにげたを預けると申しますか、そちらのほうにおまかせしておこう、日本の熱意は変わることがない、こういうことに現在相なって、六月のスタンディングコミティの決定を見ることになっております。
なお御承知と思いますが、すでにエントリイが始まっておりまして、今日現在まで十二カ国申し込んできております。共産圏からキューバ、ポーラントが申し込んでおります。日本も本日——日本も二つの性格を持っておりますので、日本も本日付で参加を申し込んだようでございます。合わせて十二カ国いま申し込んでおる状態でございます。