渡辺惣蔵の発言 (石炭対策特別委員会)

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○渡辺(惣)委員 時間がありませんので、集約して簡単に質問いたしたいと思います。私の質問は、運輸省及び国鉄に対する質問、それから文部省と自治省に対する質問、二点であります。した、がいまして、それぞれの関係筋から適宜御答弁願いたいと思います。
 特に運輸省にお伺いいたすのでありますが、北海道のような遠隔の地方におきましては、石炭産業の興っておりますところは例外なしに僻地であります。したがいまして、九州や常磐のように古くから交通の発達しておりますところや、山岳地帯でない地帯におきましては、運送その他についてはかなり便利な地方にありますので、運送上の流通経済に及ぼす石炭の影響というものは、北海道ほど強くはないと私は判断するのであります。御了承のように北海道は、一番先に石炭が出ました茅沼炭鉱にいたしましても、これは石炭があるからこそ岩内線が明治の初めに敷設されたのであります。また、小樽から手宮、幾春別に敷かれました鉄道も、同じように石炭あればこそあの僻陬の地に鉄道が敷かれたわけです。いまわれわれが北炭と呼んでおります北海道炭礦汽船にいたしましても、もともとは北海道炭礦鉄道会社であって、明治二十二年に開設して以来、四十一年に国鉄に買収されますまで石炭専用の鉄道として発達しておるわけです。したがいまして、今日、北海道の炭鉱は例外なしに僻地山間の地帯で、石炭あるがゆえにこそ鉄道が敷かれ、したがいまして運搬が行なわれているという特殊な地帯でありますので、それだけに鉄道に対する依存度というものは非常に多いわけであります。したがいまして、今日の状態では、鉄道に関連しております全国の全貨物運送の中で、石炭の輸送が占めておる比率は、四十年度で鉄道の内陸輸送の上で取得しておりますパーセンテージが一八、海上で一六というほど、国内の全貨物における石炭輸送の依存度は大きなものになっており、したがって石炭の輸送に関しまして鉄道の収益もまた非常に高いウェートを今日においてもなお占めておる、こう私どもは理解するのであります。
 そこで、まず今日の北海道の産炭地におきましては、なおこれからも鉄道に対する輸送上の依存度は非常に強いのでありまして、現在におきましてもビルド山であります芦別の三井の山を中心にいたしまして、石炭を留萌港に輸送する、苫小牧まで直送すべきスラリー輸送がまだできておらない。また苫小牧及び室蘭の輸送というものが詰まっておる。そこで留萌港に輸送するために、芦別から留萌に通じます芦別−深川の路線をつなぐためにいわゆる芦深線の建設が進められておりますが、この芦別−深川をつなぎ、そして留萌に鉄道を直通させる芦深線の工事というものの展望がどうなっておるかについて、ひとつお伺いいたしたいと存じます。

発言情報

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発言者: 渡辺惣蔵

speaker_id: 22583

日付: 1967-10-11

院: 衆議院

会議名: 石炭対策特別委員会