渡辺惣蔵の発言 (石炭対策特別委員会)
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○渡辺(惣)委員 そうするとお伺いをいたしますが、運賃の決定はどういうふうに行なわれているかということです。時間がありませんから回りくどいことを抜きでずばり本論を申し上げます。一つの例として取り上げるのですが、たとえば国鉄の留萌線の恵比島という駅がございますね。その恵比島駅のすそに、十八キロの奥地に明治鉱業の昭和炭鉱というのと、それから古河雨竜炭鉱、太刀別炭鉱という三つの炭鉱があるわけです。これはどん詰まりでまさに陸の孤島であります。北海道のうちでも最も僻地に属するところであります。この陸の孤島であるところで三山年間約五十万トン前後の石炭を産出しておるわけですが、ここでは昭和炭鉱から恵比島に至ります鉄道はいわゆる留萌鉄道株式会社というのが経営しておるわけです。この会社は実キロ十八キロしかない。しかし貨物、乗客の運賃については十八キロを三倍にして、擬制キロと称して五十四キロ分の運賃を取得しておるのですが、これもいわゆる地方鉄道法第二十一条の規定によって、運輸省はどういう判断でこういうことを長年にわたって許可を与えておるのか、答えていただきたい。