安宅常彦の発言 (予算委員会)

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○安宅委員 これは重大ですね。私どもちょっと簡単にいま言いましたけれども、きょうは総理がおられますから、もう一回やっぱり少し言わなければならない。
 米価審議会というものが昭和二十六年にできた。その政令によって——国会議員が電信電話料金だとか郵便料金だとか、こういうものまで国会の議決できまる。ところが、国民の主食である米、麦、こういう主要農産物の価格を決定する場に全然国会がタッチしないのはおかしいじゃないかということになる。
 なぜそうなったかといいますと、食糧管理法自体が戦前の法律ですから、そのころは民主主義の一片のかけらもない、こういう法律では今日の民主主義の時代に間に合わない。したがって、先ほど申し上げました料金類のように、国会でやるのが当然じゃないかと議論は起きたけれども、まあそこまでいかないで、この米価審議会という諮問機関に国会議員を入れることによってという話し合いがついて、それから国会法三十九条ただし書きの条項によって農林大臣が院に国会議員の選出を要請してきておるわけですよ。そういういきさつになっておるのです。
 それを、一つの理由としては、臨時行政何とかから勧告があったとか、審議会の委員をどんどん削っていけという勧告があったとか言いますが、そんなこと言ったら、皇室会議、皇室経済会議から検察官適格審査会から地方制度調査会から国土総合開発から東北、四国、九州、中国の開発審議会から豪雪から離島から国土開発自動車道から、ありとあらゆるものがある。これがいわゆる行管で出したものなんだ。ところが、国会法三十九条ただし書きの国会議員を兼務させる問題、これとは別なんですよ。それを勘違いをして、都合の悪い国会議員が米価をきめるにあたっていられては困るというので、筋違いのことを農林大臣は考えておる。そこが問題なんです。小さい委員会とは言わないなんて——しかもこれは議長が中に入って、院の権威を維持するために、そういうことは、たとえば倉石さんはそのときいろいろな提案をしてきましたよ、締め出すために。農林水産委員会に小委員会を閉会中といえども置くからこれでいいじゃないか、落選した国会議員の中から選ぶからそれに準ずるものとして認めてくれとか、それからこのたびだけは顔を立てるけれども、この次からは任命しない方針だからそれも了承してくれとか条件を出したけれども、それは全部否決になって、院の権威を維持するためにこれは今後ともそういうふうにする、無条件でそういうことは今後農林大臣は言わない、こういうふうになったのがいきさつになっておるのです。そういうことを私が主張したところが、農林大臣は、小さな審議会に偉い国会議員を御推薦申し上げるのはかえって失礼に当るたみたいな——きょうの朝日新聞に小さなとちゃんと書いてある。あなた言わないなんて言ったけれども、言ったじゃないか。何が小さいのです。東北開発や四国開発よりも小さいのですか。一兆何千億の金を扱う、国民の米を買い上げるその金額が一兆円をこしているじゃありませんか。対象人員は七千五百万人に達しておる。こういうような米価審議会を小さな審議会とは何です、小さな審議会とは。農林大臣がそういう考え方でおるとするならば、これは重大問題だ。どうですか、農林大臣。答弁のしかたによっては、われわれこれはこのまま進行するわけにはいかないよ。

発言情報

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発言者: 安宅常彦

speaker_id: 27785

日付: 1967-12-15

院: 衆議院

会議名: 予算委員会