河野密の発言 (予算委員会)
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○河野(密)委員 私はそういう一般的なことを聞いておるんじゃない。ベトナムについて核兵器を使うという情勢に対して、あなたはどうなさいますか、こういうこと。私がなぜそういうことを聞くかと申しますと、いまホイーラー統合参謀本部議長のことを申しましたが、ちょうどそのときに、イギリスのウイルソン首相がアメリカを訪問しておって、ウイルソン首相がCBSを通じて、小型核兵器にしても、戦術核兵器にしても、これを使うというようなことは気違いざたであるということを堂々と述べて、アメリカに対して核兵器を使うことに対する反対の意思表示を堂々としておるのであります。御承知のように、昨年の十一月十八日のポンドの切り下げ以来、ウイルソンの国内における人気というものはがた落ちであります。いつおまえはやめるんだ、おまえはいつ辞職するんだ、こういうことが堂々とイギリスの新聞、雑誌に見えるくらいにウイルソンの人気はがた落ちである。そのウイルソンがこの核兵器の問題についてアメリカで堂々と、気違いざたであるという反対意見を述べたということで、このことばイギリスの新聞、雑誌もみんな取り上げて、ウイルソンの見解を支持しなければならない、こういう態度を示しておるのであります。私は、かりにもハト派であろうとタカ派であろうと、とにかく戦術核兵器というものを使おうという、そういう声があるときにおいて、佐藤総理としてこれに対してどうお考えになるか。われわれは戦術核兵器であっても、小型核兵器であっても、さようなものを使わぬのだ、使うことに対しては、アメリカであろうとどこの国であろうと反対である。堂々とそういう意見を述べてしかるべきだと思う。国会を通して述べられても、私はちっとも差しつかえないんだと思う。それを言をあいまいにしておって、態度を明確にお示しにならぬということは、かえって誤解を招くゆえんじゃないか。はっきりしたらいかがですか。