小平忠の発言 (予算委員会)

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○小平(忠)委員 金準備の不足をいかにして補い、このことがわが国経済の動向にどういう影響をもたらしたか、すなわち設備投資に重点を置くことが云々、これらの問題は、いま総理がいろいろ説明されましたけれども、私は率直に申し上げ、先ほどフランスの例も取り上げました。しかし、現実に、それはいかに釈明されようとも、わが国経済が国際経済に伍して今日非常に危険な状態にあるということは——確かに戦後二十数年の間に生産は伸びている。貿易の帳じりも上がった。数はふえたけれども、今日のようなこの国際金融恐慌の中で、いま円というものが非常な恐怖の中にされされる状態というのはここに原因することを、私は佐藤内閣としても十分に留意しなければならぬと思うのであります。
 宮澤経済企画庁長官の渡米の問題について、総理がいま率直に述べられました。これは総理の御答弁のように、私は賛成であります。おそらく総理としましては、昨日、今日の状態がなければ、予算も衆議院をあがって参議院に回りますけれども、やはり一日も早く政府代表として宮澤経企長官を派遣したいという意図であったでしょう。しかし、今日のアメリカの現状は、まさに火事場であります。不安定である。そういうところに無定見にいま直ちにやるということについては、これはやはり四囲の情勢を十分に把握し、正視して、そして的確なる情勢把握のもとに対処してもらうことが適切だろう。これは私は賛成であります。ただ、報道によれば、自民党の代表として福田一氏が、これまた近く渡米されるような報道も聞くのでありますが、今日この輸入課徴金の問題あるいはこの国際通貨危機の問題などは、単に政府与党だけの問題でなく、全国民的な問題であろうと私は思うのです。したがって、やはり事情が許すならば、超党派の意味において国会代表あるいは超党派の代表を送り込んで、これは適切なる時期を見なければならないけれども、ほんとうに国民が一体となってこの問題に取り組むという姿勢を総理みずからがまず示すべきでないか、私はこのようにも思うのでありますが、最後に総理の御所見を承りまして、私の質問を終わりたいと思います。

発言情報

speech_id: 105805261X01719680316_202

発言者: 小平忠

speaker_id: 11712

日付: 1968-03-16

院: 衆議院

会議名: 予算委員会