多賀谷真稔の発言 (予算委員会)

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○多賀谷委員 当時アメリカでも問題になり、日本でも帰朝報告を書きいろいろ問題を提起したわけですよ。その事実を否定されるならば、私は後日はっきりした証拠を示したいと思います。とにかく松本さんが行って、報告したことは事実である。問題は、あなたの特使であったかどうかの問題だと思う。
 そこで私は読いて、総理はベトナム戦争の性格についてごまかそうとしておられますが、ごまかしていったのでは、ベトナム戦後に乗り出すなんといってもこれはできない相談である。これを私はその意味で聞いておるわけです。そこで、このベトナム戦争の問題について世界の人々がどう認識するか、ことにアジアの一員としてあなたは、アジアの平和と、安全ということを口々に言われておるけれども、その十分な認識がないと私は外交をあやまつと思うのです。ニクソンが「フォーリン・アフェアーズ」という雑誌に書いて次のように言っておる。要するにジョンソン大統領のベトナム戦争の批判をしておるわけですね。その批判は、ベトナム戦争そのものについては反省がない。しかも、アメリカはベトナムに介入し、断固として踏みとどまることによって、アジアで共産主義が将来の波でないことを認識さした、それはプラスであった、インドネシアで反共主義者をふるい立たせ、日本を初めアジアの指導者はアジアの現在の政策を支持しておる、ただ介入の方法が悪かった、これが非常にまずかったと指摘しておるのですね。それは共産主義の侵略に対して、アメリカひとつが前面に出て、アメリカの戦争としてしまったところに問題がある、今後は、共産主義の脅威に対して一国が援助を求めても直ちに応ずることなくまず、これらの地域の国家がみずからの力で共同の努力をし、地域防衛の共同体を形成し、その共同体の要請によってアメリカは出動すべきである、その地域防衛の共同体は、アジア・太平洋地域閣僚会議、すなわちASPACを軍事強化したほうがいいと思う、日本は経済力の上昇とともに、外交、軍事面でアジアの指導的役割りを果たすに違いない、こう述べておるわけです。そこで、今後はそういう事態が起こるならば、まずアジアが共同防衛体をつくってそれに対抗する、そうしてアメリカが応援をする、アイクの言うアジア人はアジア人同士でまず戦わせる、こういう思想があらわれておる。それがいま問題になっておるアジア共同保障機構であります。これは、彼が昨年の十月雑誌に書いただけでなくて、今度の大統領選挙においても各地で演説をしておる。一体これについてはどういうようにお考えでありますか。

発言情報

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発言者: 多賀谷真稔

speaker_id: 31158

日付: 1968-12-14

院: 衆議院

会議名: 予算委員会