佐藤榮作の発言 (予算委員会)

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○佐藤内閣総理大臣 これは本会議でも一部説明をいたしましたが、ニクソン大統領が来年一月二十日に就任されます。就任後どういうような発言をし、どういうような行動に出るか、これはそれから後の問題だと思います。いわゆる在野時代にいろいろの話をしている、それを一々とって私が批判することは、これはいかがかと思います。したがいまして、「フォーリン・アフェアーズ」に出たというその記事、それを相手にしていまここで議論することはいかがかと思う。ただ、直接関係のあります、ASPACを軍事同盟にする、こういう問題につきましては、もうこれも本会議で説明いたしましたが、ASPACに加入しておる各国は、これを軍事同盟にしない、こういう考え方ははっきりしておりますので、その心配は私はないと思っております。また日本に関するいろいろの、日本にかくしてほしいとか、こういうことが望ましいとか、かように申しましても、日本にはりっぱな憲法がありますし、日本はその憲法を守って、自主的な独自の独立国家としての行き方をしております。したがいまして、ただいまのニクソンさんのいろんな御意見に、私はいま心配はないんだ、かように実は思っております。したがいまして、その点では本会議で説明したとおりでありますし、とにかく、要は、これからニクソンさんが政権をとって、そうしてニクソン大統領のもとでどういう具体的政策をとるか、それを見るのがしかるべきじゃないかと思う。そして私は、日本は独立国家としての、皆さん方もともどもに主張される自主的な外交を進めていく、そうして基本的な線を守っていく、これが私どもの仕事だと思っております。したがって、そういう点では皆さんからも御鞭撻をいただき、私は自主的な外交を進めていく、このことをこの機会にはっきり申し上げておきます。

発言情報

speech_id: 106005261X00119681214_023

発言者: 佐藤榮作

speaker_id: 21117

日付: 1968-12-14

院: 衆議院

会議名: 予算委員会