川崎秀二の発言 (予算委員会)
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○川崎(秀)委員 いまの御答弁は政府の率直なる意見を表明されて、はなはだけっこうであります。われわれもそういうことになりたいと願っております。
今度の国会は沖繩、安保、大学紛争というものに論議が集中されまして、ベトナム問題は忘れられております。これは、のど元過ぎれば熱さを忘れるというけれども、あれほど世界じゅうを震憾させ、また日本の大問題になったベトナム問題に論議がないということは非常に私は残念だと思っております。駐日大使であったジョンソン国務次官が先日アメリカ上院の外交委員会で、日本では社会党が七〇年安保闘争のテーマからベトナムをはずした関係もあるのだろう、こう言って指摘しておりますが、そのゆえもあるでしょう。しかし、ジョンソン国務次官は、日本の民衆の大部分はアメリカのベトナム政策を終始支持してきた、こう言っておるのです。これは私はどうかと思うのであります。支持されてきたのは北爆停止に踏み切った直後のことであると思うのであります。それ以前のアメリカのベトナム政策を日本の国民の大多数が支持したことはないです。いまパリ会議が開かれておりますが、アメリカと北ベトナムの主張は全く平行線であって、前途は暗中模索の状態である。現在、このことについて多少でも発言しているのは、やはり先見の明あるフランスのドゴール大統領ですね。これはインドシナ三国の中立がなければベトナムの平和会議は終わりを告げないということを予言しておるのです。そこで、このパリ会議の最初のキーポイントをどう開くか。パリ会議を軌道に乗せるまでは北爆の停止ということがかぎだということで、ついにこれが開かれたのでありますが、今後このベトナムの和平会議というものを開くのには、軌道に乗せるためにはどういう考え方がいいものであろうか。これは第三者たる日本からもやはり発言があってしかるべきだ。ドゴール大統領は発言をしておるし、スウェーデンあたりでも発言をしておるわけである。やはり世界の世論というものが興起して、それがパリ和平会議の鏡に反射をして、そこから新しいスタートが切られるだろうと思うので、愛知外務大臣は、何か具体的なお話がありましょうか。