川崎秀二の発言 (予算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○川崎(秀)委員 私は野党ではありませんから、したがって一つずつ追い詰めてお話をするよりは政治論でいきたいと思うのです。
二、三日前の日米議員会議で前尾さん、三木さん、藤山さん、中曽根君の議論は、沖繩基地について全部本土並み返還ということで一致した線を主張しております。この中で注目される点をえぐってみると、前尾氏の議論は、沖繩が日本に返還される以上、基地が本土並みでなければならぬことは論理上の帰結であると言っておる。安保問題は日米間にさしたる争点はないが、沖繩問題の処置を誤ると、日本国内で安保が沖繩にすりかえられる危険性があり、混乱が起こる、こう指摘をしておる。三木さんは、交渉にあたって日本は自主性のある返還の回答を出さざるを得ない。日本の態度が、まずあくまで本土並みであることは当然であると強調しておるし、藤山さんの所論は、もうしばしば出ておるし、私の考え方と変りないから御紹介するまでもない。中曽根君は基調演説で、硫黄島の例を持ち出して、アメリカの措置に感謝するとともに、もしも沖繩の返還にあたって、中途はんぱな措置が行なわれた場合、日本人の失望、プライドの傷つきから来るマイナスは、将来沖繩や日本の対米姿勢、対米協力の上に大きな影響を投げるであろうし、この問題は、沖繩と日本は同じステータスの上に立って処理すべきことは自明の理であるということを言うておるのです。私は、これはなかなか——自民党の今日、将来を背負う有力な領袖並びに幹部がこういうことを言っておるし、船田先生の御意見は違ったようでございましたけれども、またすでに川島副総裁は、個人的にではあるけれども、やはり交渉にあたっては本土並みが筋だということを言うておられるところを見ると、党内の合意というものはこの線でなるべく取りつけるようにしなければならぬと私は思っております。そしてそれは野党の中にも、そういう意見が非常に高いわけです。基地をいま直ちに撤去しろという一部の者は別だけれども。してみると、これをもとにして対米交渉の第一姿勢にするということだけは合意していただけないでしょうかね。