坪川信三の発言 (建設委員会)

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○国務大臣(坪川信三君) 私が、昨年の暮れ、就任いたしまして以来、いま松本委員御指摘になりました住宅に関する要求予算等につきましても、大蔵大臣がかって政調会長をやられておられたときに、一世帯一住宅という一つの目標をうたわれましたことなども踏まえまして、私は、大蔵省に対しましても強く要求もいたし、また、その問題点等も主張いたしたわけでございます。大蔵省当局といたしましても、最近の公共事業の非常に伸び率の低いこと、また社会資本の立ちおくれからくる国民の生活環境の格差の不幸と住宅政策を社会開発の一面から考えましての重要性も、大蔵大臣としての立場からも十分御認識もいただいて、そうして話し合いをいたしたわけでございますが、松本委員御指摘になりましたごとく、まだ至らない不満足な点多々あることは、私は決して否定もするわけではございませんけれども、政府といたしましては、現時点においては、この程度でまことに申しわけありませんけれども、やむを得ないという考えのもとに予算決定をいたしたようなわけでございますが、御参考に申し上げますと、きのうも、日・仏、いわゆる日本とフランスとが住宅建築を中心にいたしまして初の第一回の会議をもちまして、そうして世界に共通する住宅問題等の問題点がいかにあるべきかというその解明、究明等の意義の深い会議をもちまして、四、五日間、晴海において、建築会館において開催されておるのでございますが、そのとき、私も申し、またフランスの代表といいますか、フランスの政府を代表されたフランス大使も言われましたが、やはり、この都市への人口の集中ということが非常に大きな悩みであると大使が言われました。予想でございましたが、。ハリにおきましても一九八〇年にはおよそ五分の四がパリに集中するのではないかということを想像するときに、住宅のしあわせというものが社会のしあわせ、国家のしあわせに通ずる重大な問題であるということをく強くわれわれは感じている、ということを言われましたが、私は非常に共感を呼んだわけでございます。わが国の現下の都市現況及び都市への人口集中等を見ますときに、いわゆるこうした現象が国際的に共通する大きな悩みとして真剣に取り組まなければならない覚悟を、一そう新たにいたしておる次第でございます。決して外国がこうであるから日本がというような比較論からきて、安易な気持ちに私はなっているわけではございませんが、私はそうした資料を十分頭に踏まえまして、日本の社会開発の一環としての住宅政策、すなわち、住まいのしあわせが国民のしあわせ、国家のしあわせ、社会のしあわせに通ずる重大な問題であるという信念で、きのうも、夜、某テレビの討論にも出ましたが、私は、そうした角度から政府はひとつ鋭意努力する決意を表明いたすべきことは当然だと思いますので、松本委員の御指摘の点も、十分私は共感を持ちながらお聞きをいたし、また、私の決意がここにあることを、御了解いただきたいと思う次第でございます。

発言情報

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発言者: 坪川信三

speaker_id: 2425

日付: 1969-04-22

院: 参議院

会議名: 建設委員会