坪川信三の発言 (建設委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○国務大臣(坪川信三君) 松永先生御指摘になりました二点の問題に対する私としての考え方でございますが、第一の公的資金と民間自力による依存度というこの問題でございますが、民間の自力による依存というものを大きく踏まえていくということでなくして、私はそれに先んずる仕事といたしましては、いわゆる政府の責任において、公的資金によるところの低所得者に対する公営住宅を中心に置いて、住宅建設を急ぐということが私は優先する第一の問題ではなかろうか、こういうような考えを思っておりますので、新たなる五カ年計画に対するところの基本的な私の方針といたしましては、住宅統計調査等の世論の動向も十分踏まえ、また国会においてそれぞれの委員会、本会議等で与野党あげて御指摘になっております焦点等も、十分貴重な資料としてそんたく申し上げますとともに、目下住宅宅地審議会に諮問をいたして、いま協議をいただいておりますが、これの答申あるいはその答申の過程における論議を、私はこの会議には欠かさず出てまいって、皆さんの意見なども傾聴いたしておるのですが、それらの中間的な雰囲気といいますか感触といいますか、やはり私は公的資金に対するところの希望といいますか、依存の要求が多く占めていることを私は感ずるのでございます。そうしたことを考えますと、私といたしましては新たな五カ年計画の中心には、やはり公的資金に力を入れてまいることが正しい姿であり、妥当な計画であろうかと考えますので、これらの諸点を十分基礎に置きまして、新たなる五カ年計画の構想と基本計画に真剣に取り組んでいきたいというのが第一。
 第二番目の持ち家と借家の問題でございますが、いまの現行五カ年計画の立案といいますか、立案当時の世論の調査等の統計を踏まえて立案いたしたということを思いますときに、そこには大体持ち家が五五%借家が四五%という基礎においての計画であったということを私は思うのでございますが、しかし、さてこれらの計画のもとにおいて実施いたしてまいりますと、実績の上においては、いわゆる借家のほうが逆になりまして五五%、持ち家が四五%というような実際の計画遂行を思うときに、これがやはり妥当な一つの線に沿った計画の一つの目標達成の姿であるなということを私は思いますときに、やはり新たなる五カ年計画の立案遂行にあたりましては、借家に力を入れていくことが正しい姿だな、こういうようなことを痛感いたしておりますので、いよいよ明年度をもって終了いたしますが、私は八月ごろからいわゆる住宅世論の結論、調査の方向、また住宅宅地審議会の方向等も出てまいり、そうして国会で与野党、ことに皆さんから強く指摘されましたこれらの問題を、十分優先そんたくいたしまして、言いかえますならば、結論を申し上げますならば、いま申しましたように公的資金に一つの力を、また借家に力を入れた新たなる五カ年計画の構想をひとつ打ち立てながらいきたい、こういうような気持ちでいることを御了承願いたいと思います。

発言情報

speech_id: 106114149X01319690424_009

発言者: 坪川信三

speaker_id: 2425

日付: 1969-04-24

院: 参議院

会議名: 建設委員会