坪川信三の発言 (建設委員会)
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○国務大臣(坪川信三君) 基本的な問題についての私の考え方を申し上げまして、あとは大津留政府委員をして答弁させますが、私の考えといたしましては、御承知のとおりに、最初に住宅計画を立案いたしましたあの当時からの国民の住宅の需要度といいますか、供給戸数というものを想定いたしますときに、建設省は建設省という立場から昭和四十年度から六十年度の二十年間、いわゆる六十年度末におけるところの建築戸数の目標というものを二千七百万を基礎に置いて立てたということを承知いたしておるのでございますが、しかしいつも申し上げますごとく、非常にこの都市への人口の集中あるいは結婚適齢期の増加あるいは家族の細分化等、土地の状況等も考え、いろいろ考えてみますと、これもまた私は二千七百万戸を上回ることも、私たちは決意せなければならぬのじゃなかろうかというような気持ちを持ちますと、新たなる五カ年計画の構想の決定に際しましては、それらの客観的な状況も真剣に調査というか、検討を加えまして、量というものに対するところの進捗度というものに対する結論を下さなければなりませんが、これにつきましては、また国会の御意向等も十分踏まえ、また今後の審議会等の結論、また住宅調査、世論の動向等も踏まえてまいりたいと思いますが、いまもうすでにいろいろの雑誌などあるいは世論などの住宅に対する一つの資料といいますか、いろいろの研究材料を読んでみておりますと、一千万戸が妥当ではなかろうかというような想定、予想記事も出ておりましたり、あるいは七百五十万戸というようなこと、いま松永先生がおっしゃったような数字が何らかの基礎に置いて書かれている記事などを読むにつけましても、私はこの戸数の量の問題につきましては、やはり十分科学的なといいますか、あらゆる総合的な立場に立って、しかもそれができ得ざる——単なる絵にかいたもちの戸数でなくして、的確に五カ年計画でこれが完全に実施し得るというような財政的な面なども考慮に入れて、正確な数字を出してまいりたいな、という決意でおるようなわけでございます。したがいまして、これらに対する量の問題とともに、私も過般新聞に発表いたしましたごとく、大きな構想といたしましては量の絶対確保をはかるとともに、質の改善、質の充実という問題にも取り組んでいくと、取り組まなければならぬことは当然であったと、こう思います。やはり政府といたしましては、それに対するところの裏づけるべき財政的措置というものが、かくあるべきだという一つの政府の確固たる方針、またやがて出てまいりましょういわゆる国家の総合開発の第五次試案というものが出てまいったときの一応のそうした人口あるいは住宅、こういうような土地問題等を含めまして、やはり私は大きく考えながらいきたい、こう思いますので、いまのところ的確なる量はこれだけ、あるいは質はこうという、最終的な私の考えは申し上げることのでき得ないことを、ひとつ御賢察賜わりたいと思います。私の夢——夢というよりも構想といたしましては、そういうような点を正確に、客観的にとらえながら立案を急ぎたい、こう考えております。