松永忠二の発言 (建設委員会)
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○松永忠二君 大臣ちょっとひとつ聞いておいてもらいたいんですが、いまあなたおっしゃったが、古く入っているから超過の戸数が多いんだという話だけれども、これ内訳を調べてみると、百万円までのもので基準をこえるものが一八・九%ある。収入が低いんですよ。百万円までのものでこの基準をこえるものが一八・九%——二割は百万円までの収入になるわけなんですね。それで私は、これ大臣どう考えるか知りませんが、割り増し賃金というのは、考え方によるとおかしいと思うのですね。借家をしているものが、自分の収入が多くなったからといって収入によって割り増し賃金を取られるというような、そんなばかな話はないと思う。公営住宅だからという特別な条件を強く考えて、幾ぶんその理由があるといえばあるといえるようなものの、自分のうちの収入が高くなったからといって、どんどん割り増し賃金をとられる。何も自分の家族が働いて、あるいは自分のむすこが働くようになって自分の収入が多くなったって、極端なことをいえばあたりまえじゃないかと思う。それを収入が高くなったからといって、それでパーセントをくっつけては、割り増し賃金を出させるというのは、よっぽど権力がなければこんなことができる筋合いのものじゃないと思う。普通の住宅や貸し家ならそんなばかなことを言って、うちの収入が多くなったからといって、家賃を上げるというようなばかな話はない。しかも家がよくなったなら別ですよ。住宅の面積が広くなって改造してくれたなら別だけれども、何も改造しないでおいてそのままにして、しかも、あなたのうちの収入が多くなったからといって、どんどん割り増し賃金を取るというのは筋からいっても——公営住宅というものがうんと安くて非常にありがたいものであって、非常ないい条件がざらにあるということであれば、まあそれでも少しは理屈がつくようなものの、もう公営住宅といえども高いやつは九千円も取られておるんですね。そういうような考え方は私はおかしい。むしろこれはそうじゃなくて、こういう明け渡しの基準ができた以上、明け渡しの基準になったらそれは出にゃいかぬけれども、それまでの間は結果的にその中にいて、何も内部の構造が変わったわけでもありもしないのに、どんどん収入に応じて割り増しをやっていくというのは、そう私は合理的な理由じゃないと思う。しかもその超過基準というのが非常に低くて、現に公営住宅に入っているものの収入の低い人でも二割も納めなきゃいけないというような、そんな超過基準のきめ方というものは私は妥当だとは言われない、おかしいと思う。幾ら国の持っている、市町村の持っている住宅だといっても、内容が何も変わらないのに、どんどんそのうちの人の努力で収入がふえておる、どんどん超過の料金を取っている、それでいいんだと、しかももう四万円が五万円をこえればすぐ倍率をかけてとるというのは、私は不当だと思う。いわゆる明け渡し基準ができた現段階において、超過基準のやはり水準を検討し直す必要がある。超過基準のその倍率のかけ方等についても従来のような考え方だけでやっていくということは、これはやはり間違いだと私は思うのです。この点もひとつ大臣に考え方を聞きたいんですよ。率直にただしろうと的に考えたって私はおかしい、どう考えてみても。しかもさっき言ったとおり、百万円以下の収入のあるものが二割も超過料金を取られている。それで入ったときの建物と何にも変わりがなくて、それでいてどんどんそういうものが取られている。そして収入が多くなればすぐまたパーセントを多くしていくという、こんなばかな話はないと思う。明け渡し基準ができたら、その基準まではいいにするとか、あるいはその中のランクを小さくして倍率等も検討し直してやるという必要があると思うのですが、大臣はどうですか。役人でなしに、しろうと感じとしては、私はこれはおかしいと思うのですね。