戸叶里子の発言 (外務委員会)

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○戸叶委員 政府はいままでおきめになった態度を一歩もくずさないようなお考えのようでございますし、私どもとしても、ぜひこの国会をその日だけでも開いて、そしてこの問題をもう一度振り返って検討してもらいたいというふうに考えるわけですが、外務大臣はそれをお望みにならないようでございますけれども、念のためにこれをひとつ伺いたいと思うのです。
 それで最後にもう一つお尋ねしたいのは、時間がきてしまいまして、私も六月にきょう一度しか開かれないのならもう少しいろいろな質問をしたいと思いますが、これは半分しかできないわけです。ぜひ委員長にもお願いして、なるべく早い機会にもう一度外務委員会を開いていただきたい。これを要望いたします。
 最後に、いま私が外務大臣にお聞きしたこととあわせて御答弁願いたいことは、あとから同僚の加藤議員から質問をしていただきます繊維の問題ですが、一言外交上の問題として伺いたいことは、アメリカのほうではミルズ法案というもの、輸入規制法でございますけれども、これを出そうとして、アメリカの国会をこれが通ることはガットの精神がくずされることだ、こういうことをいいながら、しかも最終的な態度決定を、十八日にはアメリカの下院に報告をする、こういうふうな言い方で日本に迫ってきているようでございますが、私ども日本人から考えますならば、このガットの精神に違反するのはアメリカであって、日本には別に関係のないことである。そしてミルズ法というような輸入規制の法案を通すということは、これはアメリカが通したければ通したらいいし、そしてもしガットの精神をこわすならば、それはアメリカの考えだからしかたがないのじゃないかというふうに考えるのですが、政府がそれに動かされて、そういうことになっては日米関係がどうのこうのというふうなことに結びつけると、私はとんでもないと思うのです。こういうところに日本の軟弱外交ということがいわれるわけですから、き然とした態度を持っていただきたい。そしてまたアメリカがいかに十八日というふうに期限を切ってこられましても、そういうものには縛られないというような断固たる気持ちを持っていっていただきたいと思いますが、この点に対しての信念のほどを外務大臣にお伺いいたしまして、この繊維問題は同僚の議員にバトンをタッチしたいと思います。
 以上の点についての御答弁をお願いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 戸叶里子

speaker_id: 28324

日付: 1970-06-10

院: 衆議院

会議名: 外務委員会