山田久就の発言 (外務委員会)

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○山田(久)委員 このたびの沖繩についての両首脳の合意というのは、平時において領土の変更を実際に実現するという、歴史的にも画期的なことでありますから――むろんこれにはいろいろな重要な問題が関連しているのは当然だと思う。したがって、この返還の時期、方式というようなことについては、それぞれの利害関係――利害という立場から、おそらくアメリカの中においてもいろいろな議論があったというふうに私は存じておる次第でありまして、このことはこういう問題の重要性から見まして、立場をかえて見れば、そう楽な外交的な取引じゃないということはわかることではないかと思うのです。ことに北方領土の問題などと対比してみれば、そういう点も了解されるんじゃないか。にもかかわらず七二年返還ということに踏み切ったという大統領の政治的決定ということについては、われわれとしてもこれに対して敬意を払うべきではないか、こう思います。とにかく一〇〇%、どこからも文句のっけようがないというようなものでなければやらないんだ、こういうことなのか、それともやはり大統領の政治的決定を信頼して七二年返還というこの大事業が実現する道を選ぶかという政治的な選択の問題なんだ、こういう点を国民によく理解してもらうことがその大本において非常に大事なことだと考える次第であります。その点におきまして今後その大筋の点においての理解、これを国民が十分得て、今後の円満な返還の実現ということに障害を来たさないよう今後とも政府の一段の努力を望んでやまない次第でございます。念のためこの点についての決意、そういうものの考え方についての政府の御所見と決意をあわせて承っておきたい、こう思う次第であります。

発言情報

speech_id: 106303968X01919700910_012

発言者: 山田久就

speaker_id: 11190

日付: 1970-09-10

院: 衆議院

会議名: 外務委員会