山本政弘の発言 (社会労働委員会)
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○山本(政)委員 先ごろ、日本医師会が医療費の値上げを要求いたしました。そのあとに保険診療時間の制限を主張しました。私は、これは率直に申し上げて、世間の非難を浴びたと思うのです。ただ、その中で、私どもも知っておりますけれども、知り合いの医者の中にはたいへん誠実な方もおります。そして、二十四時間の勤務というものに同情する面も私はあると思うのです。しかし、それにしても、そういうことを——私はそういう善良な、非常に誠実なお医者さんがいる反面に、東京都に対する今度の病院の新設、それから増改築について、東京都医師会がとった態度というものは、私は全く納得がいかないのです。東京都はこういうふうに言っております。「東京都は都民の生命と健康を守る立場から中期計画の一環として、四十七年末を目標に都立病院の整備拡充、板橋における老人病院の開設などの施策をすすめ、過日、初の特別養護老人ホーム「和風園」が完成をみた。」そういう中で、東京都医師会執行部は、都の中期計画は総花的で税金のむだ使いだ、こう言って計画の修正を要求した。その間に幾たびかの折衝もあったようであります。そして、二月の六日に、都の衛生民政局関係の二十七の各種審議会、協議会の医師会側委員四十七名全員を引き揚げている。そして、二月二十八日には、発足したばかりの老人の無料医療制度をボイコットしよう——これは三月三十一日が契約期間でありますから、このまま続けば、四月一日以降は老人の無料医療制度というものはなくなってくる、こういうことになるのです。しかも、その中で、個々に東京都医師会の都立病院に関する指導というものがあって、これはもちろん都の医師会から出ておるのですが、駒込病院の増改築について、その反対理由を、要約すれば三点あげております。一つは立地条件、もう一つは診療圏の問題、そうして第三点は地域のニードの問題、こういうふうにあげておりますが、これはあとでお話しいたしますけれども、いずれもかなり主観的な立場に立っての主張ではないだろうか、私はこういう気がするわけです。しかし、それはともかくといたしまして、いま厚生省のほうで把握しておる限りの状況というものを実はお聞かせ願いたいと思うのです。