山本政弘の発言 (社会労働委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○山本(政)委員 たいへん申しわけないのですけれども、大臣、もう少しお願いします。
あなた、措置患者のことだけ言っておりますね。それじゃ私、申し上げましょう。時間がないので、大臣の御都合があるそうですから、少し詰めていきたいのですけれども、いままで、監査の結果いろいろな事態が改善されたということはありませんよ。精神病院においても、監査の結果摘発されたことはありませんよ。摘発されたことは、全部といっていいほど、あなた方の監査の結果やられたことじゃないのですよ。例を申し上げましょう。精神病患者の実態がほとんど監査によってわかったものじゃないということの証拠には、大阪の栗岡病院、これは患者が実態を書いた紙を石にまるめて外へ投げたということがあるでしょう。それで実態がわかったということがありますよ。安田病院、これは退院した患者が実態を申し出て、そして摘発されている。碧水荘は、これは新聞記者の方が入っていって、そして調査をしたわけでしょう。相模湖病院はどうだ。これは同じように退院患者の訴えじゃありませんか。そして、いまはよくなっているけれども、小林病院。以前の小林病院はどうなんだ。患者の家族が都庁に医療費を払いに行ったところが、本人は退院したことになっておるわけです。しかし実際は病院に在院しておったわけでしょう。なぜだろう。監査が近いので、ごまかすために書類上のごまかしをやっていたわけでしょう。あなた方は、幾ら書類をやれといったって、事前で一カ月予告をしたら、そういうごまかしが現実にあるのですよ。だから、抜き打ち監査が必要だということがいわれるのでしょう。監査というものは、少なくとも施設とかそういう病院というものに対しては、本来ならば抜き打ちであるべきですよ。ここに、私のところに入った一例がありますよ。相棒湖病院の場合には——名前を言ったほうがいいから申し上げましょう。監査の当日には、いつ来るかわかっているから、散歩に出しておくのですよ。あるいは白衣を着せて看護婦さんのかっこうをさせたりなんかしているのですよ、現実に。青梅の厚生病院は看護婦をそのときだけ雇っているじゃありませんか。まさに一カ月の予告の弊害がここに出ているのですよ。そのときだけごまかせば、あとは人権をどんなに無視しても、いためてもいいということになっているわけだ。このことは措置患者に限らぬ。
大臣にお伺いしたいことは、一体抜き打ち監査を原則とするお考えがあるかないかということが第一点でございます。その点についてお伺いいたします。