田中一の発言 (建設委員会)
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○田中一君 これはたとえばこれからきめようという地区指定にしても、川なり山なりというものが中にはさまってそれで違う行政区域なら、おのおのつくってもまだいいと思うのですが、陸続きで市街化された既成都市がくっついている場合があるんですよ、続いている場合があるんです。隣りが大牟田市でこっちが——何といいましたか、あの町——荒尾なんというところに行政地域が違うんだといって、もう町それは混然と一つの町になっている。こっちはこれでなければ困るという、また異なったもので、こっちはこれでなければ困るなんということになると、これは国民が迷惑するんですよ。だからそういう点をどうするかということなんです。たとえば東京なら東京でもって町田というものは神奈川県に入り込んでいる。町田市というものは、けれどももうお隣りが神奈川県で、自分が東京だという場合の地区の指定にしても、あるいは条例にしても、条例できまる地区の指定にしても、それから構造耐力その他の問題についても、そんなばかな話がないということを国民はそう思うんですよ。そこでそういう点の調整というか、それはことさらに社会党推薦の知事と自民党推薦の知事とが接点になると、どうもいたずらに抗争をやって、逆に少しかけてやれというような意識的なものがないとも限らないんですよ。こういうものから、政治から抜き出た一つの姿として都市は存在しなければならないと思うのであります。かつまた地上にあるところの構築物にしても、建築基準法という基本的な法があるのだから、それを条例というものでそれが歪曲されるということは困る、ということを感ずるわけです。これは実例として感ずるわけであります、実体として。何とかこういう点を政府がある点まで行政指導のできるという余地が、この明文上残されているのかどうか。またそういうことがむろん相手からきた場合には、それに相談に応ずることは当然でありますけれども、何かそういうところがないと、これから都市化される、また今度の線引きにおいても都市と都市の間の調整区域というものはいまでは消えてしまうくらいに一貫したものがなければならぬと思うのであります。もちろん調整区域をはさむ都市と都市というものの間における一貫性です。それが接点としてつながっている場合など、いままでどういうようにやっておったか、伺っておきたいと思うのです。それから今後それらの問題を公正な立場で、建築基準法の立場で国民の混乱を招かないような方法を考えるかということに関して伺いたい。