戸叶里子の発言 (外務委員会)

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○戸叶委員 同僚の議員がいろいろ御質問になりましたし、私どもに割り当てられた時間が十分しかありませんので、簡単にお伺いをいたしたいと思います。
 沖繩の方々は、たいへん長いこといろんな面で人権無視の政策をアメリカの施政権のもとに行なわれていて、最後に一人の婦人がひき殺され、しかもそのひき殺した人が無罪であったというような結果から、もうがまんできないで爆発的にコザの事件が起きたと私どもは解釈しておりますし、また本土の人はみんなそう考えていると思います。
 そこで私は、あの婦人のひき殺し事件というような不当なことが起きたときに、政府としては当然、もしも高等弁務官がわけがわからないならアメリカの政府に向かってでも何でも、こういう不当な裁判というものはけしからぬとか、あるいはまた婦人に対する補償なりなんなりということを要求すべきではなかったか、国としてもそういうことはできたではないかというふうに考えますが、こういうことはできなかったものかどうか。そして、もしも国として、高等弁務官がいるんだからそういうことはできないんだというならば、その裁判に対する不当性というものに対して何らかの申し入れをするなり、あるいはまた補償なりなんなりをとってあげるというような態度というものが必要ではなかったか、こう考えますけれども、これは過ぎたことだからしかたがないというのでなくして、今後の問題にもからむことであり、そういう態度に対して、なぜおとりにならなかったか。それは日本自身としては裁判の成り行きをこれまでも見守っていましたということだけで片づけるべき問題ではないと思いますけれども、この点を外務大臣はどう御判断なさいますか。

発言情報

speech_id: 106403968X00319701224_022

発言者: 戸叶里子

speaker_id: 28324

日付: 1970-12-24

院: 衆議院

会議名: 外務委員会