加藤清二の発言 (公害対策特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○加藤(清)委員 与えられた時間あと五分、こういう電報が来ましたので、私は実はデータをたくさん持ちまして一つ一つ詰めたいと思いましたが、委員長の命令ですから五分でまとめたいと思います。
第一番に申し上げたいことは、通産省はローサルを輸入する、それからガスをより多く求める等等の努力をまずしなければならぬではないか。過去においてはそのような努力が払われた例もございます。高碕達之助先生のおりにソ連油を入れるということが行なわれました。そうしてこれでブレンドしてローサルにしようという努力が行なわれましたけれども、あれこれあってこれはさたやみになりました。いずれにしても通産省はローサルをさがす、少々銭がかかってもいいんです。そういうことに銭を使ったほうが、かえって円の切り上げなどというあほなことで損なことをこうむらなくてもいいんですから。その問題が一つ。
それから精製の場合には直脱、間脱を問わず脱硫装置をしなければならない、「ねばならぬ」ということにすべきだと思うのです。このことは地方住民のほうがりこうでございますから、姫路に出光がつくろうとした場合にも、併設しなければいけない、こう言っちゃった。しかしあれは公害発生——精製の段階においてはSO2を発生しないんだけれども、しかしその精製されたものが別な場所で発生させる原因になるからということでああいうことになった。「ねばならぬ」これはぜひしてもらいたい。
次に大口消費者はおのれみずからの手によって脱硫装置をつける。これをしなければ東電の力をもってしても静岡においても千葉においても火力発電を断わられておるでしょう。ですからぜひ排煙脱硫装置を、既設のものについては面積が足りないからやむを得ないとしても、将来の問題にはぜひこれを「ねばならぬ」ということにすべきだと思うのです。いずれこの問題は来年の予算委員会で徹底的に詰めます。「ねばならぬ」ということにすべきだと思います。しかし多量な面積を必要としないところの排煙脱硫装置が目下三菱化工と日本合成ゴムとの間においてこの実験段階に入っておるはずなんです。これを普及させるという努力をしていただきたい。
それからせっかく脱硫装置をしましてもアスファルトが残りますね。これをまた重油に戻して市販し燃焼させるからSO2になる。これをアスファルトをSのままにして利用する。そのためには、建設省から来てもらっておるはずですが……。